九大志望 新高3生 春の心構え

 ここまで、中学英語と高校英語について、コメントをしてきました。文法や語彙について、その学年の積み残しがないようにすること、そして特に高校生は構文(や品詞)が重要であることについて確認をしてきました。今回は、九大対策について考えてみようと思います。

 九大の場合、特に重要になってくるのは「英語の基礎が完成する時期の早さ」と「数学の完成度(得点力)の高さ」です。もちろん、配点のバランス的には文系の国語(や社会)、理系の理科も重要です。なぜ、新高3には英語と数学を意識して欲しいのでしょうか?

 英語は、いわゆる旧帝大の中では、比較的読みやすい文で書かれています。そのせいで「簡単」だと勘違いされやすいのですが、確実に点差をつけるための問題もバランス良く配置されているように感じます。たとえば論理(文脈や承前語句)の把握をできているかどうかが決め手になります。

 その感覚に慣れるためには、やはり過去問の存在が必須です。 だけど! 直前期には数学や理科にも力を入れたい…。 だから! 他の科目よりも早めに仕上げたい!

 こんなことを意識しつつ、新学期になるまでに、語彙力と構文をしっかり鍛えておきましょう。(ちなみに、今回は割愛しますが、英作文もしっかり対策する必要があることを忘れずに!)

 数学も、いわゆる「標準的」な問題が多めに配置されています。しかし、解いていてシンドいなーと感じるのが計算量です。もちろん受験生は、このくらいどうってことない、と感じられるようになってください。

 さて、その計算力を支えるのは、確かな理解と十分な演習です。英語と同様で、まずは学校で使っている教科書を改めて読み通してみてください。本当に例題を解けますか? 証明されている公式は、自分でも証明できそうですか?

 今までの定期テストや模試の問題で「(2)までは解けたけど、最後の(3)までは解けなかったな〜」というものは残っていませんか? 計算力のことを「最後まで解き切る力」とするならば、こういう問題こそ、長期期間中に復習しておいて欲しいものです。

 眺めているだけではダメ。自分で手を動かして、すり減ったシャーペンの芯が、あなたの力になります。

 自分の現状を正しく把握し、入試からの逆算したスケジュールを考えましょう。たとえば、11月に大手予備校で行われる九大型の模試に向けて、夏休みにどんな演習をしますか? そして、それを達成するために、個別に最適な参考書/問題集のルートを見つけ出し、その定着具合を管理する。それができれば、九大も突破できます! そのサポートを、古賀塾ができれば幸いです。頑張ろう!

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