部活と勉強の両立

 今日は、実際に講習会に参加している生徒が悩んでいたことから…


 今日のテーマは「部活との両立」「勉強する暇がない」というもの。これは、本当によくある相談ですね。
 私もこれまでに1,000人以上の中高生と面談をしてきました。その中から、とっても上手い方法を…紹介したい…のですが、最終的には「気合い」です。

 ただ、その「気合い」を入れるコツならあります。たとえば、


 □志望校を定める
  (周りも言ってるし…ではなく自分の意志で!)


 □現状を把握する
  (今年の実績から、学校で何位に入れば志望校合格?)


 □今後の学習計画を明確にする
  (逆算でスケジュールを組もう!)


それから、


 □小さなことをコツコツと積み重ねる
  (5分でも毎日続ければ、やらないと気持ち悪くなる!)


などが考えられます。

 これらは、信頼できる友人やライバルと一緒に挑戦したり、学校や塾の先生にサポートしてもらいつつ、学習管理をしてもらうと良いでしょう。

 特に4つ目に挑戦する場合には、


  ■スタートする時刻を決めて宣言する
   (→ 必ず19:00から数学の問題を解く!)


  ■すでに習慣になっているものの前後に合わせる
   (→ 単語100個覚えてからご飯!)


  ■行動記録をつける
   (→ 良い計画は、良い記録から!)


なども有効です。

 あとは、実際に、個人個人に合わせて提案することになると思います。


 ここから先は、人によっては、耳が痛い内容です。

 そもそも、両立できないと言っている高校生のうち、どのくらいの割合が、本当にペンを握る余裕も無いほど時間的/肉体的/精神的に部活へ身を捧げているのでしょうか?

 おそらくは「勉強をしたくない」だけのこと。

 それを認めたくなくて明言できず、自分を誤魔化すために「部活と両立ができない」と言っている。

 ここを見てくれている人が目指す大学は、他のみんなも憧れていて、先輩たちも必死になって合格した大学だと思います。そんな平らな道じゃない。

 多くの人は、部活には「好きだから」入ったのだと思います。

 本当に部活が好きならば、「部活が終わったら全力で勉強するから」と本気で言って熱を伝えて周りを黙らせるか、周りに心配させないくらいに他の生活も頑張るか、どちらかでしょう。

 部活によって時間が制限されるのは確かです。
 それはわかります。
 でも、残された時間に、力を尽くすことはできるはず。

 …自戒を込めて。

 また、頑張りましょう。

【追記】

医学部に合格した生徒に「やる気がないときってどうしてたん?」って聞いてみました。

 ・やる気があってもなくても「やる」のみ!

 ・やれないのは、
   「スタートの時間」か「やること」の少なくとも一方が
   決まってない / 見えてないから

 ・やる気は「勉強の質」には影響があるかもしれないが、
  「勉強の量」には関係ない

とのお言葉をいただきました。ご参考までに

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