【西南学院大】英語の入試対策

(※ 今回は、主に高3向けの内容です)

 九州に住んでいる高校生は、他の地域に比べ「国公立大学信仰が強い」、と言われます。逆の表現をすれば、私立大学を避けたがる人が多い。
 私も福岡県の出身なので、その気持ちは、とっても分かります。

 では、第一志望が国公立大学だったとして、私立大学のことは全く気にしなくても良いのでしょうか?

 それについて、私の答えは『No』です。

 国公立大学の入試は2/25。共通テストが終わってから1ヶ月もの間、模試も定期テストも何もないまま、試験や勝負の勘、そして実はモチベーションも維持するのは困難です。
 勘を失わないように、そして「よし、私大にも合格したぞ!」という実感を持っていることが、本命の第一志望校で力を出し切るために重要だと私は思います。

 そんなわけで。福岡県に住んでいる受験生の多くが受験するであろう「福岡大学」「西南学院大学」について、少し考えてみたいと思います。

 今回は西南学院です!
 西南学院大学は2020年度の入試から「外国語学部」に改組されます。配点も他の学部と異なるので、その点も要注意です!
 (今までは英語・国語・社会/数学がどれも100点ずつでしたが、外国語学部は英語のみ1.5倍の150点に換算されるようです。)

 西南学院大の公式HP → http://www.seinan-gu.ac.jp/

第1問、第2問(長文)

 例年、最初の2つは長文読解です。

 2018年度では第1問が「内容一致を中心とする総合問題」で、第2問が「文法(語彙)の知識を問う空所補充」でした。2019年度からは、その順番が逆になっていますね。

 まずは空所補充を中心とするものから。
 配点は24点で空欄が12個あることから1問2点だと予想されます。ここでは文法と語彙(単語・熟語・語法)の基本的な知識が必要です。
 特に、be worth V-ingとかfail to Vというような、文法と熟語の境界線上の問題が多い印象です。

 この問題に正解するためには
  ・基本的な熟語集を修得すること
  ・基本的な構文を正しくとれること
が必要です。

 内容一致を中心とする長文、これは骨があります。長さも700wordsを少し越えるくらいです。
 配点は32点。小問の得点を予想してみると、問Aの内容一致が1つ2点(×4)、問B・Cの「下線部の意味・内容に近いもの」を選ぶものが1つ3点(×8)かな。
 もしくは、問A・Bが3点で問Cが2点かもしれません。いずれにせよ、この問題は、内容一致よりも問Bで差がついていると予想。

 内容一致のレベルは基本的です。ただ、適当に読み飛ばしていると、本文ではAとBが比較されていたのにAとCの比較文が紛れていたり、同じ英単語が本文と選択肢では異なる意味で用いられていたり、引っかかってしまう受験生も少なくないでしょう。
 12個の選択肢から正しいものを4つ選ぶので、むしろ根気の方が試されているのか、って感じもします。後述もしますが、他の文法問題などを解いてしまってから、ジックリとこの大問に取り組むと良いかもしれません。

 続く問B・Cですが、下線が引かれている部分の表現を正しく(辞書的にも文脈的にも)把握して解く必要があります。

 コチラの長文読解も、やはり熟語・文法・構文の知識が重要ですね。

第3〜6問(文法・語法)

 ここからは短文形式の問題になっていきます。

 第3問は、一般的な文法の空所補充(四択)の問題。配点が8点で4問あるので、1つ2点と予想されます。
 共通テストに変わってしまいましたが、センター試験の第2問Aのレベルが解けていれば、問題ないでしょう。

 第4問は、誤文訂正。配点が9点で3問あるので、1つ3点と予想されます。やはり構文を正確に把握することから始まります。品詞・時制・態あたりが出ているようです。
 この問題が1つ3点だとしたら…、長文読解の内容一致と同じくらいに重たい文法問題ということになります。

 第5問は、整序英作文。配点が12点で4問あるので、こちらも1つ3点と予想されます。語群だけでは解けず、「不足の1語」があります。この1語を答える、という形式にも注意しましょう。

 第6問は、会話が成り立つように空所を補充する問題です(頭文字指定あり)。配点が15点で5問あるので、なんとこちらも1つ3点と予想されます。
 会話文にはなっていますが「会話特有の表現が盛りだくさん!」というわけではなく、やはり基本的な熟語や文法をおさえていると解ける問題になっています。

 じっくりと「総合英語」系に取り組んで、たくさんの問題を解いておきたいところですが、英語の勉強に残された時間の長さや得意/不得意などの状況によって、作戦が大きく変わってきそうですね。
 「薄い参考書」に手を伸ばすとしても、「薄くても問題数は充実している」ものと「薄くても解説が充実している」ものの区別をつけていきましょう。

まとめ

 長文問題は確かに長かったり紛らわしい選択肢があったりしますが、全体を通してみれば、基本的な熟語や文法・構文をしっかり修得できているか、ということがポイントになります。

 70分という制限時間もあるので、「先に知識問題をサクッと30分くらいで読んでしまって、長文問題を2題で40分かけて確実に解く」というような作戦もアリだと思います。

 その作戦を立てるためには、過去問を解いてみる必要があります。その上で「何が足りないのか」、「どうやって、いつまでに克服していくのか」という学習計画を組み立てていきましょう。

 「もう過去問?」と思った人もいるかもしれません。
 別に、いきなり合格点を取れる必要はないのです。それでも解いて欲しい理由は、「今後2ヶ月の学習内容・ペースを決定するため」です。

 視線を、少し先のカレンダーに移してみましょう。
 2/5に西南の入試があること、共通テストが1/16, 17(1/30, 31)にあること、そしてほとんどの高校が12月からは共通テスト対策に切り替わることなどを考えると、こういった大学の過去問は、11月頃には取り組んでおきたいですね。

 ということは、どんなに遅くても、10月下旬までには基本事項の修得を終わらせなければならないということ。あと2ヶ月、10週間。

 今までに、たとえば期末テストの範囲を直前1週間で無理やり押し込んだ経験があるでしょう。1年生の1学期の中間テストから数えて、高校3年生ならば12回の定期テストを経験してきました。その内容を、これから10週間で修得していくのです。

 普通のやり方では難しい。
 でも、個別のカリキュラムがあれば、そして時刻や場所に制限されない映像授業があれば、できるかもしれません。古賀塾では、目標や手順を設定し、映像授業や参考書/問題集の使い方を確認し、学習ペースや定着の管理をしていきます。

 いや、しかし。
 最も必要なのは、上手でスマートな方法じゃないんです。『絶対に自分が受かる!』という覚悟です。ここまで長い文を読んでくれたのなら、あとは覚悟を決めてやるのみです。

 さぁ。それぞれの志望校合格に向けて、頑張っていきましょう!

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