「国立理系の志望校に合格したいけれど、科目数が多くて何から手をつければいいかわからない」
「数学や理科の演習が追いつかず、模試の結果が伸び悩んでいる」

国立理系の受験は、共通テストの5教科7科目、そして2次試験のハイレベルな記述対策と、全受験スタイルの中で最も「学習量」が求められます。

今回は、数多くの難関大合格者を輩出してきた古賀塾が、国立理系志望者が現役合格を勝ち取るための「年間スケジュール」と「教科別戦略」を公開します。

国立理系受験の勝負は「高2の3月」に決まる

地方国立大学は共通テストで高得点を取ることができれば合格できる可能性は極めて高いです。

なかでも国立理系の合格率を左右するのは、理科(物理・化学・生物)の仕上がり時期です。
これらの科目で、多くの現役生が浪人生に差をつけられるのは、理科の全範囲が終わるのが入試直前になってしまうからです。

現役合格を狙うなら、高2の3月までに数学ⅠAⅡBの基礎を固め、高3の夏休み前には理科の基礎を一通り終える「先取り学習」が不可欠です。

教科別・国立理系の重点ポイント

数学

もっとも差がつく教科です。2次試験で数学Ⅲが必要な場合、早期の計算力強化と「なぜその解法になるのか」という論理的思考力が求められます。

理科

物理や化学は、公式の暗記ではなく現象の理解が重要です。初見のグラフや実験データを見て考える「思考力」を養う必要があります。

英語

理系といえど英語は必須です。高3の夏までに単語・文法・解釈を固め、秋以降は理系特有のアカデミックな長文読解に慣れておく必要があります。

配点のポイント

大学入試の得点は、共通テストの得点と2次試験の得点の合計になります。この得点は、大学によって、配点が異なります。

建築を志望している人を例にしてみます。

旧帝国大学であり、難関大学である九州大学の場合は、以下のようになります。

共通テスト450点/2次試験700点の配点で、共通テストのボーダー得点率が75%です。

共通テストは900点満点で実施されるので、半分に圧縮されることになります。

※Kei-netより参照( https://search.keinet.ne.jp/1405/general/exam_subject )

熊本大学では、以下の通りです。

共通テスト450点/2次試験550点の配点で、共通テストのボーダー得点率が63%です。共通テストについては、九州大学と同じように半分に圧縮されているように見えますが、共通テストの英語の配点は通常R:L=1:1の所が、R:L=4:1の配点になります。

九州大学に比べて、共通テストの比重が大きいことが分かります。

※Kei-netより参照(https://search.keinet.ne.jp/1440/general/exam_subject )

長崎大学では、共通テスト重視型の受験と2次試験重視型の受験を選ぶことができます。

共通テスト重視型の受験では、共通テスト600点/2次試験420点の配点で、共通テストのボーダー得点率が55%です。熊本大学と同じように、英語の配点は、R:L=4:1の配点になります。また、共通テストの数学は圧縮されず、理科は3/4倍に圧縮、その他は半分に圧縮されます。つまり、共通テストの比重が大きいだけでなく、数学や理科の得点率の影響が大きいということです。言い換えれば、共通テストで同じ得点だったとしても数学が高い人の方が有利であるということです。

※Kei-netより参照( https://search.keinet.ne.jp/1435/general/exam_subject

1年間の勉強計画

高2:1月〜4月 / 高3:5月〜9月 / 高3:10月〜1月 の3つに分類して学習のポイントを紹介します。

共通テスト模試の得点目標を整理します。

まず、設定としては、熊本大学の工学部土木建築学科とします。共通テストのボーダー得点率は63%なので、65%前後を目指します。

最終目標は、英語75% / 数学70% / 国語60% / 理科65% / 社会60%とします。

これを達成するためのポイントは、

 ① 高校3年の春までに何をするのか

 ② 3年の1学期および夏休みの計画

 ③ 夏休み後の2次試験対策と苦手科目の克服

 ④ 12月の最終チェック

です。

これらを含めて、科目ごとにやった方が良い内容を以下にまとめていきます。

高2 1月〜高3 4月

英語:

共通テストに必要な英単語を覚えていないのであれば、この時期に覚えてしまいましょう。持っている単語帳にレベルが書いてあることが多いです。

一つの基準としては、『英単語ターゲット1400』などの基本レベルの単語は覚えていることが望ましいです。

英文法についても、一通りインプットできている状態にしておきましょう。

数学:

数学ⅠAⅡBの教科書に書いていることを理解し、教科書傍用問題集にある応用問題以外は解けるようになっていることが望ましいです。今までは、学校のテスト範囲だけ勉強していた人は、少しずつ勉強する範囲を広げていきましょう。入試範囲は言うまでもなく広いので、意識を変えていきましょう。

国語:

学校の授業を他の科目よりも集中して受けるようにしましょう。定期テストの時も必ず勉強しましょう。英語や数学の勉強は普段行っている分、定期テストの時期の勉強量は減らしても大丈夫です。また、単語テストなどが学校で行われているのであれば、真面目に取り組みましょう。

理科:

高2の1月くらいからは理科の受験勉強を始めることをおすすめします。レベルはゼロから始めても十分に間に合います。教科書レベルをしっかり理解することを優先しましょう。問題が解けない、あるいは、演習量が足りないなどは気にしなくていいです。分からないところは質問するようにしてください。

社会:

国語と同じで定期テストの勉強のみで受験勉強を頑張るつもりで努力してください。

高3 5月〜9月

英語:

文章を訳すことができるようになることを目標にしましょう。英文解釈の力を身につけるための問題集を解いていきます。この際に、文法事項を確認しながら勉強することが大事です。

共通テストの模試を受けた際には、和訳ができるか解説を見てチェックしましょう。時間が足りないと悩む人も多いですが、正しく訳ができるようになってから考えましょう。

数学:

夏休み前の時期に、共通テストの形式やレベル感に慣れる必要があります。模試を積極的に受験し、受験後は丁寧にやり直しをするようにしましょう。その際に、自分ができていなかった単元の勉強を普段使っている参考書でチェックし解きなおしをしましょう。

夏休みには、数Ⅲ範囲である微分積分の計算ができるようにトレーニングしましょう。

国語:

7月8月の夏休みに攻略するように計画しましょう。古文や漢文は、基礎基本が重要視されており、勉強した分だけ、点数に結び付きやすい科目です。

古文は、古典文法・古文単語・古典常識・敬語法、漢文は、返り点・句法・漢字の用法や読みを意識した勉強を行いましょう。

理科:

夏休み前に、数学同様共通テストの形式やレベル感に慣れる必要があります。1月頃から始めた理科の全範囲の学習が終わっていない場合はそちらを優先し、模試のやり直しだけは丁寧にやりましょう。

共通テスト総合問題集 物理 (河合塾シリーズ)などを演習し、抜けている所をやり直しすることを繰り返していきましょう。

社会:

国語同様、夏休みは社会の勉強を本格的に頑張りましょう。全体像から理解してから、細部を理解していくことをおすすめします。共通テストで求められる以上のことを勉強することは非効率なので、共通テスト用の問題集などを解きながら整理することをおすすめします。

高3 10月〜1月

英語:

共通テストの演習を行うときに時間を測ってやるようにしましょう。やり直しの際には、模試の時のやり直しをするのと同じように和訳のチェックをしましょう。

また、リスニングの勉強も本格的に始めましょう。

数学:

共通テストの演習は週に1年分は時間を測って行いましょう。例えば、共通テスト総合問題集 数学I・A (河合塾シリーズ)などを利用して、定期的に演習しましょう。もちろん、やり直しもちゃんとやることが大事です。

残りの時間は、2次試験のための勉強を行いましょう。数Ⅲを中心に勉強することになると思います。

また、受験校の過去問演習も始めましょう。

国語:

共通テストの演習を週に1年分やれると十分です。抜けている知識があれば、勉強するようにしておきましょう。

理科:

セミナーなどの網羅型の問題集を解き始めましょう。2次試験のための勉強にもなるので、受験校の過去問演習も始めましょう。

社会:

国語と同様に、共通テストの演習を週に1年分やれば問題ありません。

勉強計画を作ることで安心できる

本記事は、受験まで残り1年の国公立大志望の受験生に向けて書きましたが、難関大学を目指す人は、この勉強計画を半年あるいは1年前倒しして実行するとうまく行く可能性が高くなります。

勉強の計画を考える際には、ボーダーラインに対して、どの科目でどの程度の点数を狙っていくかを計画してから、4ヵ月ごとの計画に落とし込みます。

次にやるべきことは、どの教材を使っていくかという計画になります。

個別指導の古賀塾では受験アドバイザーが勉強計画を作成

個別指導の古賀塾では、大学受験に向けての指導を個別で行っています。

古賀塾では、インプットの最適化のために、「東進個別」や「学びエイド」という映像授業の教材を使って指導しております。また、学校の授業を効果的にするために学校教材もうまく活用して演習させております。

これらの教材をベースにカリキュラムを作成し、勉強計画を作成しております。

理系科目はとにかく手を動かす量が必要です。

せっかく作った勉強計画も、実行しなければ意味がありません。

圧倒的な演習量を確保するための環境も、古賀塾にはあります。

毎日、何時間でも利用できるブースや、質問対応によって、あなたの合格可能性を底上げします。

興味のある方は、面談や体験も行っていますので、ご利用ください。

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投稿者プロフィール

山下 拓海
山下 拓海
生徒それぞれの目標に対し、現状把握・分析から最短距離で合格するためのカリキュラムとスケジュールを作成し、進捗をしっかり管理することで合格力を高めます。
大学在学中から塾講師として指導に携わる中で、生徒の成績をアップさせることに魅了されました。東進衛星予備校の校長としての教務も経験しております。
難関高校、難関大学合格は決して夢ではありません。本気で合格したいと思うなら、古賀塾がとことんサポートします!