個別指導塾「古賀塾」は、受験における基本的な計算から苦手としているお子さんが、中学受験レベルの問題まで解けるようになるまで丁寧に寄り添って指導することを得意としている塾です。
オンラインでの授業を基本(対面も可)として、個別指導を行っています。
大手進学塾の授業になかなかついていくことが難しいお子さんや基本的な内容から習いたい方、遠方にお住まいの方が多く利用しています。
そもそも中学受験の算数とはどんなレベル?
中学受験の算数は、小学校で習わない内容・問題が出題されることが当たり前です。
したがって、小学校の授業だけでは対応が難しいです。
また、最近の中学入試の算数の問題では、しっかり考えさせて、段取り踏んで(論理的に)解いていくものが増えてきています。
特に、難関校・上位校の場合には、公式を使って解くだけでなく、様々な解法を考え抜かないと答えが出ないような問題が出題されているのが現状です。
中学・高校の勉強を終えている大人でも、算数の入試問題を見て「難しい」と思われる問題も多く出題さえていますので、子どもたちのことを考えると、算数は実力の差が大きくついてしまう科目となり、合否を左右することも多くなるでしょう。
小学校の算数だけでは対応が難しい
小学校の算数の授業は、基本的な知識を「四則計算」「図形の求積」などを使わせながら理解させていくことを主としています。
ところが、中学受験の算数は、そこから応用・発展的な問題が要求されます。
例えば、「食塩水の濃度の問題」について、小学校では、割合のテーマの中で、百分率(%)を計算させる、食塩の量を計算させる、食塩の量と%から元の食塩水の量を計算させる、ということがメインとなります。
中学受験では、2種類の食塩水を複数回混合して、という問題が当たり前です。
計算だけでなく思考力が問われる問題が頻出です。
また、〇〇算と言った文章題の問題など、読解力や論理的思考が問われる問題が出題されています。
全体を見ても小学校で扱われない内容・解法が出題される事が「前提」となっています。
勉強法①苦手な気持ちを無くすために始めにすること
算数が苦手になる「きっかけ」は、計算が思うとおりにできなくなることです。
ポイントは以下の通りです。
①小1 20までのたし算・ひき算
②小2 九九を覚えるスピード 繰り上がり・繰り下がりの筆算
③小3 かけ算・わり算の筆算
ここまででつまづくと算数は確実に苦手になります。
この後から「分数・小数の計算」が入ってくるのが大きな理由です。
整数の四則計算ができないのに、小数点が入ってきたり、分数が入ってきたりしての計算は本当に苦しんでしまうことになるでしょう。
「文章題が苦手なんです」と言って、式は書けるけど計算が確実に出来ないのであれば、答えは出せません。
その原因がどこにあるかを考えると、間違いなく「計算力」の部分になりますので、文章題が苦手だという結論には至らないと思います。
さらに学年が上がるにつれて、内容が難しくなることで算数が苦手な子たちが増えてきます。
問題文が長くなる、割合(百分率・歩合)の考え方が理解できなくなる、図形の問題がうまく考えることができない、などが後付けで苦手な理由として当てはまるようになります。
そのため、先々中学受験を検討しているのであれば、子どもたちの苦手な理由を分析し、苦手な理由を取り除いていく段取りが必要となります。
学校のテストの点数がうまく取れずに親から叱られることも、苦手意識を作る直接的な原因となります。
それでは、算数を得意科目としている子たちはどうなのかというと、問題が解けた達成感を繰り返し味わっていることが多く見られます。
算数を得意にするためには、達成感を得ることによって自信をつけ、難しい問題にチャレンジしてみよう!という意識向上が身につくことが必要でしょう。
その最初が「計算力」の向上となると思います。
あえてもう1つ言うと、計算問題の解説というのは意外と問題集を見てもありません。
受験をする生徒にとっては解けて当たり前、というところもあるかもしれませんが、入試問題には必ず「出題の意図」がありますので、計算問題の出題の意図が分かると、短い時間で正確に解くことができるようになります。
中学入試対策に向けての計算問題の解説授業を、動画で作成しました。
参考になると思いますのでぜひご覧ください。
勉強法②3つの「スピード」をつける
中学入試(高校入試・大学入試にも通用します)で身につけてほしい「3つのスピード」というのがあります。1つずつご紹介します。
①「計算」スピード
問題の答えを出す際には必ず計算を伴います。考え方が浮かび、立式ができれば苦労せずに答えが出せるのであれば、多くの問題に時間を割くことができます。まさに「計算力」は全ての算数の根幹となります。小学生のうちに四則計算(+整数・小数・分数)がストレスなく解けるようにしてほしいですね。
②「ひらめく」スピード
「解き方がひらめくのはセンスだよね」と言う人もいますが、そんなことは全くないです。
「ひらめく」とは、瞬間的に考えが思い浮かぶ、ということです。つまり瞬間的に思い浮かぶためには多くの問題に当たり、しっかり復習し、繰り返し問題を解くことで、ひらめく力は身に着きます。出来たフリ・わかったフリをしてしまうと、肝心な時に全くひらめかないことになります。努力量がひらめきの力に変わっていきます。
③「書く」スピード
意外とこの事は問われてない気がするのですが、今後の受験にもつながると思うので、あえて言いますが、「書く」スピードがない子は、解くスピードも若干遅くなっていくと思います。これは小学校時代にどれだけの字を書いてきたかによります。鉛筆、ボールペン、シャープペンシル、何でもいいですが、とにかくたくさんのことを書いてきた子は、書くスピードが早くなり、問題を解くときも、計算式や線分図、図形なども素早く書けて、答えを出すまでの時間も短縮されると思います。ただし、雑に書くのはNGです。計算ミス等がおこる可能性が大きくなるからです。「速く・丁寧に」がベストです。
上記3つの共通していることがあるのですが、それが「時間」です。小学生の「速さ」の問題で「速さと時間は反比例する」ことを学びますが、その最たるものになります。与えられた時間で問題を解きこなすためには、スピードが必ず必要となります。
勉強法③計算問題を馬鹿にしない(ミスはお金をどぶに捨てるようなもの)
計算問題は解けるんだと高を括っている人はいませんか。
そして、ミスをしてしまったときに「ミスだから大丈夫!」と不思議なことを言っている人がいますが、これこそ、計算問題を馬鹿にしているとしか思えません。
文章題、図形、そして計算問題の1問も同じ1問です。
確実に正解すべきところで正解できないというのは、お金をどぶに捨てるようなものと同じで、点数を自ら放棄しているとしか思えません。
計算問題こそ、いつ何時でも正解しておくべき問題です。
そのために、早い時期から練習を続けていき、困ることがないようにしておくことが重要です。
勉強法④文章題は1文ずつ読んで、理解できない場所を見つける
文章題が苦手な生徒は、文章をぼんやり読んでしまう傾向があります。
問題の文章の中に解くためのヒントが隠されているわけですから、出てきている数字など、キーワードとなる言葉などがどれなのかを見極める必要があります。
(例題)
妹が出発してから15分後に、姉が妹を追いかけたところ、姉が出発してから25分後に妹に追いつきました。妹と姉の速さの比を求めなさい。
速さの比に関する問題です。
まず1文目です。
〇 妹が出発してから15分後に、姉が妹を追いかけたところ、
姉が出発してから25分後に妹に追いつきました。
①妹が先に出発している、
妹が姉に追いつかれるまでに15+25=40分経っている
→姉は25分、妹は40分歩いている
②姉が妹に追いついた、姉と妹の進んだ距離は同じ
③ ①、②より、時間の比は、
姉:妹=25:40=5:8
速さの比は、時間の逆比になるので、
姉:妹=8:5
2文目です。
〇妹と姉の速さの比を求めなさい。
すでに答えが出ていますね。
姉:妹=8:5
1文目を読んで、15・25という数字だけをにらめっこしても仕方ないので、妹と姉がどのように追いかけっこしているかを読み取ることで、「距離」「時間」「速さ」の情報を引き出せるかが重要となります。
上の①~③でどこが詰まってしまったかが分かれば、そこが弱点箇所であることが分かります。
このことは、問題を解いて答え合わせをする際に、解説文をしっかり読めるか、と同じことになります。
答えの数字だけ答え合わせしても意味がありません。解説の文章を最後まで読んで理解することが「本当の」やり直しになります。
勉強法⑤図形の問題は、たくさんの問題を解いて、効果的な補助線を引けるようにする
中学受験の算数で出題される図形の問題の攻略は、効果的な補助線が引けるかどうかにかかっていると思います。
そのままじっと見つめていても、何も見えてきません。
(例題)
図のように、おうぎ形をABを折り目として折ると、OがCに重なりました。角χは何度ですか。
この問題は、見てすぐに「黄金の」補助線を引く必要があります。
①折り目の問題
→折る前と折った後の同じ長さの辺をチェック
②半径は同じ
→【黄金の補助線】OCを結ぶ
→△OACは正三角形となる
これでこの問題は解決したようなものです。
ただ、闇雲に補助線を引くのではなく、これまでに自分が見てきた基本の図形の形に持っていくことで、角の大きさが同じ・辺の長さが同じに気づくことになります。
同様な問題を何回も解いて、補助線の引き方に慣れていくことが大事ですね。
勉強法⑥苦手な問題を繰り返し練習をして、解き方を覚える
中学受験の算数では、文章問題が苦手、図形の問題が全く分からない、などのように、子どもによって苦手とする分野が異なっています。
どうしても得意な問題ばかりに逃げがちですが、苦手なところは避けてしまいがちです。
そのため、苦手な分野については、「基本的な問題」を繰り返し解いてみて、「できた!わかった!」という達成感を与え、苦手意識を少なくしていくことが重要です。
繰り返し解くことで、理解できていないところの把握もできてくると思いますし、自分を客観視できるいい機会でもあります。
また、中学受験の算数の勉強の進め方としては、「復習」に重きを置いた勉強が効果的です。
学習塾等で学んだことを、自宅に戻りしっかり復習をする勉強のサイクルを作ることが望ましいです。
テスト後の復習・やり直しは絶対です!
勉強法⑦応用問題は解けなくても大丈夫。次に解けるようになるための経験値を得るもの
応用問題は繰り返し解くことにそこまでの効果はありません。
しかしながら、次に新しい問題に当たるときに、「こんな解き方があったなぁ」という知識の蓄積にはなっているので、覚えるだけでもいいと思います。
繰り返し何度も練習してほしいのは、あくまで基本問題になります。
応用問題はチャレンジと経験値を得て、次の機会に生かすためのものとして考えていくと余計なストレスはたまらないと思います。
※真面目な子ほど、解けない問題があるだけでストレスを感じます。気を付けましょう。
勉強法⑧算数の成績を上げるためのスモールステップ
①計算力を上げる
②基本問題を徹底的に解き、解き方を一通りマスターする。
③ ①・②が出来たら、応用問題にチャレンジする。
※①・②が不完全な場合は成績の変動が激しくなり、一喜一憂ばかりしてしまい、本質的な原因が見えなくなる可能性があります。
中学受験の算数の勉強法
中学受験の算数の勉強は、一般的に小学4年生になる前の春休みから勉強するのが一般的であると言われています。
福岡県の中学入試が1月、関西・関東圏の入試が2月初旬ということを考えると、それに合わせて各学習塾もカリキュラムを設定してきます。
そして、5年生の1月~2月までに小学校の算数の範囲をすべて終了させます。
残り1年となったところで、受験のための演習期間とするためです。
小6からでは遅いのか? という声を聞きます。
行きたい中学校のレベルにもよりますが、一般的には遅いと思います。
遅くとも5年生の春休みから勉強を開始することが望ましいと言えます。
ただ、志望校のレベルや子供の学力次第では小6からでも、中学受験に間に合う可能性はあります。
その場合は、勉強進度が遅れているため、人一倍努力と戦略が必要となります。
そして、その遅れを取り戻すためには個別指導などの学習塾を利用することがおすすめとなります。
九州で中学受験をする方、首都圏の進学塾のフォローは「古賀塾」のオンライン授業
古賀塾は、受験に精通しているプロ講師がオンライン授業を行っています。
早稲田佐賀、ラサール、久留米附設、青雲など九州圏の中学受験を行う方や、進学塾のクラス分けテストで困っている方、中学受験の勉強をはじめたいが、進学塾にいきなり通うのには抵抗がある方などが利用しています。
一対一の個別授業になるので、どのように勉強を進めるのかはそれぞれとなるので、LINEにてお問い合わせください。相談だけでも構いません。
福岡県西区で中学受験をする方は、キッズライトで対策を!
キッズライトは、福岡県西区の「学童」です。学童が、「学習塾」を運営しております。
一般の「学習塾」と違い、「学童」が運営しているので、子どもの「生活面」や「性格面」、ノートの使い方などの「勉強時の癖」などさまざまな所作から、指導しています。
このように勉強法を正しく指導することに拘っているので、キッズライトは、中学受験のみならず、日常学習にも力を入れております。
中学受験に精通しているプロの講師も滞在しており,真の実力,学力を学ぶことができる環境になっております。
福岡にお住まいの方は,是非一度訪ねてみてください。お待ちしております。
※キッズライトについての記事はこちらをご覧ください。
「九大学研都市駅前の学童!世の中を学べるキッズライトとは!?」
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生徒それぞれの目標に対し、現状把握・分析から最短距離で合格するためのカリキュラムとスケジュールを作成し、進捗をしっかり管理することで合格力を高めます。
大学在学中から塾講師として指導に携わる中で、生徒の成績をアップさせることに魅了されました。東進衛星予備校の校長としての教務も経験しております。
難関高校、難関大学合格は決して夢ではありません。本気で合格したいと思うなら、古賀塾がとことんサポートします!
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