以下の記事にもあるように、現在の予備校の種類は非常に多くなっています。

大学共通テスト開始3年の傾向は「長文化」、多様化する予備校形態のまとめ 主流「駿台」「河合」「代ゼミ」の具体的な特徴は | 東洋経済education×ICT

ひと昔前であれば、集団予備校しかなく、予備校選びに悩むといえども、河合塾に行くか、駿台予備校に行くかなど、選択肢は少なかったです。現在は、集団予備校の他に、東進衛星予備校や河合塾マナビスのような映像授業型の予備校もあれば、メディカルラボのような医学部予備校もあり、TOMASのような個別指導の予備校もあります。最近では、武田塾のような自立型の予備校も出てきました。だからこそ、今の子たちは予備校選びに非常に悩むことになります。今回は、予備校選びに悩む方が少しでも自分に合う予備校を探すことができるようにアドバイスしていきます。

志望校に合格できなかった理由を自己分析

予備校を探す前に、まず、落ちてしまった原因を分析することが重要です。よくある例を紹介します。

  • レベルに合わない授業を受けてしまっていた
  • 受験知識が不足していた
  • 演習する時間が少なかった
  • 分からない問題を質問せずに放置してしまった
  • 大学対策が不十分だった
  • 極端にできない科目がある

それぞれの例について解決方法をアドバイスしていきます。

レベルに合わない授業を受けてしまっていた

学校や集団予備校では、おのおののレベルに合わせて授業することができないので、自分のレベルに合わない授業を受けてしまっている可能性があります。これが原因として思い当たる場合は、映像授業や個別指導の予備校を中心に探すと良いと思います。

授業にレベルに合うように家庭学習などで勉強ができていた人や理解する力がある人は、レベルの合わない授業と思うことはないと思います。

タイプとしては、自分に合ったレベルの授業を少しずつ理解し、そのあと自分で演習をするのが向いていると思います。

受験知識が不足していた

個別指導の古賀塾スタッフの「山下先生」が浪人した理由がこれだそうです。模試がA判定なのに不合格だった(山下先生はこのケースだそうです)。模試がE判定なのに合格したというようなケースもあります。模試はあくまでも模試なので、各大学の本番のレベルと異なるレベルであることはよくあります。特に私立大学ではその影響は大きいです。

たとえば、福岡大学の数学を例に上げると、入試問題は共通テストおよび共通テストの模試と比較すると非常にシンプルな問題で、問題集によくある問題が出題されています。

このような出題傾向であれば、模試の判定はほとんどあてになりません。

そうとは知らずに、受験校を決めてしまい、浪人することになったということもあります。

このようなことを防ぐには、受験知識のある塾や予備校を選ぶのがいいでしょう。きちんと校舎のスタッフと面談をし、判断していくことをおすすめします。

演習する時間が少なかった

授業を受けるだけで終わってしまっていたのが原因で、演習不足になってしまっていたケースは非常に多いです。

特に古賀塾に入塾する浪人生の多くは、演習量が足りていないという原因でした。

集団塾・予備校、映像授業型の塾・予備校であれば、いい授業を受けることはできますが、授業を受けて満足になってしまっている方も非常に多いです。

実際、東進衛星予備校に私が通っていた時に、受講ばかりして演習をしていなかった人もいました。当然、それで成績が伸びることはないのですが、本人はがんばっているのに成績が伸びないと言っておりました。

このようなケースで浪人してしまった人は、古賀塾のような、「自立型の予備校」が向いていると思います。

分からない問題を質問せずに放置してしまった

分からない問題を放置してしまって解決してこなかった人も少なくはないと思います。

性格上、先生に質問することが苦手なタイプの人もいます。

そういう人は、質問のしやすい「個別指導」の塾に通うとそのような問題が解決できると思います。

どこの塾でも質問ができますと言われていますが、結局自分から行かないといけないので、個別指導の場合は、声をかけてくれます。その方が、性格上向いていると思います。

大学対策が不十分だった

大学対策の最終段階は過去問演習です。学校では、当然集団で授業を行うので、1人1人の志望校に合わせた対策はできません。

そういう理由で、志望校対策が不十分であったため浪人することになってしまったというケースもあります。

過去問演習を計画に入れて、勉強をするようにしましょう。

極端にできない科目がある

予備校選びの際に気をつけないといけないことは、授業についていけない科目があるかもしれないということです。浪人する前にきちんと勉強していた場合はそういうことはないと思います。

ただ、全く勉強をしていなかったのであれば、一から勉強をしていくことになります。

そのような場合は、「映像授業」で早期学習を行うことで遅れを取り戻すしかありません。

個別指導の古賀塾は、映像授業+自立型の個別指導予備校

個別指導の古賀塾は、映像授業+自立型の個別指導予備校です。個別指導の古賀塾は、福岡県福岡市西区の予備校です。映像授業をベースとして、カリキュラムを作成し、必要な演習を問題集などで行うという形を取っています。東進衛星予備校の校長や医学部予備校の講師などを経験しているスタッフがいるので、安心です。

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投稿者プロフィール

山﨑 翔平
山﨑 翔平
個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。