こんにちは。個別指導の古賀塾の山﨑です。

私の生徒で、医学部に合格した再受験生がどんな勉強法をしていたのかインタビューを行いました。医学部受験生の受験勉強の助けに少しでもなればと思います。

国立医学部再受験生のみでなく、私立医学部合格を目指す人、他の学部の人にも参考になります。また、現役生でも休みの日の過ごし方が参考になるのではないでしょうか。

起床後はすぐに朝食、その後は数学入試問題!

医学部受験では特に、志望大学合格のために数学で得点する必要があるので、十分な学習時間を安定して確保することが必要です。

この再受験生は、朝は数学の入試問題の演習と決めていたようです。

ただ、午前中にずっと入試問題を解いていたわけではありません。

入試問題を5問だけ解いた後に、解けなかった問題の単元を中心に問題演習をしていました。時間は1問20分で計100分くらいやるようです。

※人によって多少異なりますが、起床後、2~3時間は脳が活性化するゴールデンタイムと言われています。このような時間に頭を使うことは良いです。参考にしてください。

Q. 入試問題を解く際に工夫していることがありましたか?

A. 2つあります。1つは、入試問題に関して、用いていた問題集は「数研出版 入試問題集」という教材です。

この問題集は、単元ごとに並んでいます。だから、1ページから順番にやっていると単元に偏りが出るので、ランダムに解いています。例えば、10月19日であれば、19,29,39,49,59を解くなど、遊びながらやっていました(笑)。

もう1つは、制限時間にはかなり拘っていました。当然ですが、時間内に解けなければ意味がありません。キッチンタイマーを活用し、時間を意識しながら解いています。最近では、バイブレーション機能つきのタイマーとかあるので便利ですよ。

昼食は軽めに、その後は、物理の演習など苦手科目に専念!

自分は理科が苦手なので、日中は理科の勉強に時間を費やしていました。理科に関しては、スタディサプリを利用して、集中的に受講していました。塾が無い時は、図書館で、自分のレベルに合った問題集を多く解いていました。

※昼食をたくさん食べ過ぎるのは眠たくなってしまうので良くないですが、適度に食べることと、外で食べ、リフレッシュすることも有効です。休憩直後もまた、思考する科目の勉強には適しています。

Q. レベルに合った問題集ってどのように探していますか?

A. 「解説を読んでも理解できない問題が2割以下の問題集であるということ」です。それから、1時間で5, 6問、1日で30問は解く事ができる問題集を行い、スモールステップでレベルを上げていけるようにしていました。

理由は、難しい問題は進まないし、定着しないからです。これは全員に向けて、声を大にして伝えたいです。

Q. その他、工夫していたことはありますか?

A. どの問題集をどの時期までにやるべきかは考えています。

しかし、それをきちんとやり切る必要があります。そのために、問題集の番号のリストを作り、正解したら塗りつぶし、不正解でやり直す必要があれば、赤で丸をつけるということをやっていました。塗りつぶすことが楽しく、どんどん解こうという気になります。また、全体像が見えてやるべきことがわかりやすいので、楽しくできていました。

同様に山﨑先生と決めた勉強することは、手帳に一覧にしているので、それに取り組んだら線を引いて、消しています。これも楽しかったです。

夜は英語、英語だけは毎日の日課に

英語は毎日やることを意識していました。特に母国語ではないので、微妙なニュアンスの違いを瞬時にわかる力が身につくまでには、ならなければいけないと思っています。だからこそ、ある意味同じ表現の解釈ミスだけはしないように心掛けていました。

また、夜に数学や理系科目の勉強をすると眠れなくなるので、英語を勉強していました。

Q. 具体的にはどのような学習を行っていましたか?

A. 映像授業を受けることが多いですね。正直、数学や理科と違い、英語や国語のような言語科目は授業を受けた方が伸びやすいと感じております。もちろん、演習として長文を解くことも多くあります。それから、演習のやり直しの際には蛍光ペンなどを用いて答えの根拠となる文をマークしています。もちろん、単語でわからないものがあれば、リスト化していました。訳のわからない文は、理解できるようにしておりました。

寝る前は、暗記に時間を!

化学など暗記をしないといけないものを寝る前の時間に一問一答や図説を用いて暗記をしてました。

地理や化学の図説については、軽視している人も少なくないと思います。僕もその一人でした。しかし、山﨑先生から、雑誌のように図説を見ることを習慣にすることがいいとアドバイスされました。その日から自分の部屋の雑誌コーナーに置き、毎日見るようになり、結果として、地理の点数は急増しました。

Q. 図説を見る以外の、暗記方法のおすすめはありますか?

A. ずばり、単語カードを使用していました。覚えきれないものを単語カードに写してました。これを何度も確認し、覚えたと思えば捨てるようにしています。

つまり、覚えていないもののみを何度も確認できるようになります。

隙間時間を有効活用

隙間時間はフル活用しております。図書館や塾への移動時間、休み時間、風呂に入っている時間など1分でも勉強できる時はやっています。ただ、できることにも限界があります。お風呂場では、音読、移動中はリスニングなど、その場所に応じた学習を行っています。

Q. 受験直前期はどんな勉強をしていましたか?

A. 大学別の対策を行っていました。解いた問題が的中するということは無いと思うべきですが、形式や問題の難易度が似ている可能性は高いので、過去問をベースに、解けなかった問題の類題の演習を行いました。この時に、いかに自分のことを把握できるかの力が求められると感じました。

受験生にアドバイス

僕は山﨑先生というプロの学習アドバイザーに出会い、モチベーション管理や成績管理、入試傾向や模試からの分析、様々な資料の提供等非常にしっかりとサポートしてもらうことで医学部に合格し、無事に入学することができました。

私立大学の学費は高く、費用面の関係もあり絶対に国立大学に行くしかありませんでした。また、年齢の関係もあるので、プレッシャーもかなりある状況だったので、そんな中効率の良い学習法の内容などを教えてくれたことよりも、いろんなことを議論し、一緒に戦ってくれたことに感謝しています。

受験生には、絶対に「医師になる」という決意を持ち続けることは非常に重要です。

山﨑先生と学習内容を決めたにもかかわらず、どうしても手が動かない日や時間なども出てきます。その時に「やる」「やらない」の選択を正しい方向に導くことができるのは、「医師になる」という意志です。入試問題を解き、やり直しをする際も難易度によっては、理解するのが難しい問題も出てきます。その時に理解することから逃げないことも、意志があれば可能です。

正しい勉強法などの方法論などの知識を入れることも大事ですが、いかに毎日勉強をする習慣をつけるかも大事だと思います。僕の場合は、「山﨑先生に管理してもらえたこと」「医師になる」という決意があったこと、「28歳無職はきつい」という3つの点で乗り越えることができたと思います。

受験はかなりきついです。サポートしてくれる人は必須だと思います。  以上!

個別指導の古賀塾を利用しよう

個別指導の古賀塾では、大学受験を行っている高校生・浪人生のサポートも行っています。どんな教材で勉強したらいいか分からない。今やるべきことが分からない。いろんなことを勉強しないといけないけど、優先順位をつけることができないなど、勉強の仕方に不安がある場合は活用ください。

① 学習計画と勉強法を一緒に考え、正しい勉強をスタート

古賀塾では、担任と面談し、目標を決めた後、一週間の勉強計画を一緒に考えていきます。この際に、計画だけではなく、どのように予習・復習をすればいいのかも考え、正しい勉強ができるようにしていきます。正しい勉強法を知ることで、学校の授業などの効果を最大限にすることができるので、非常に効率良く勉強することができます。

② 進捗チェックとチェックテストで学習管理

担任との面談でやることを決めた後は、学習に取り組みます。計画通りの勉強ができているかチェックすることはもちろんですが、理解しているつもりになっている可能性もあるので、定着を確認するために小テストを行うこともあります。

学校などのように、テストの結果だけで定着しているかを確認するわけではないので、状況を確実に把握することができます。

③ 面談などでモチベーションUP、学習計画の修整

やる気が上がらないと勉強は継続できないものです。そこで担任による面談などでモチベーションを上げていきます。また、学習計画の調整や勉強法の改善を行います。暗記方法のコツやノートの使い方などはこの時などに教えていきます。

1つずつ丁寧な指導を心がけています。興味のある方はお問い合わせください。

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古賀塾では、高校受験・大学受験を目指すお子様向けの情報や対策動画などを定期的に発信しています。

投稿者プロフィール

山﨑 翔平
山﨑 翔平
個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。