福岡市営地下鉄の西新駅からすぐ近くにあるのは、第6学区のトップ公立高校である修猷館高校だけではありません。
私立高校のトップの1つである、西南学院高校もあります。
西南学院高校は、キリスト教の宣教師でもあるC.K.ドージャーによって1907年に創立されました。
そのため、週に1時間は聖書を学ぶ時間がカリキュラムに組み込まれています。
また、英語教育にも力が入っており、週に25分程度、オンラインで、ネイティブ講師との英会話レッスンを行うことも可能です。
今回は、そんな西南学院高校の偏差値について見ていきます。
↓ 今回の記事の要約をした動画はこちらです!
西南学院高校の入試日程と科目
西南学院高校では、専願入試・前期入試という2回の入試が行われます。
専願入試の科目は、国語・数学・英語(リスニングあり)の3教科です。
試験時間はどれも50分、満点は100点です
前期入試の科目は、国語・数学・英語(リスニングあり)・社会・理科の5教科です。
西南学院高校の募集は、普通科のみで、専願で約70名、前期で約160名が合格します。
西南学院高校合格に必要な偏差値
ここからは、合格に必要な偏差値などをまとめていきます。
ただし、ここで紹介する偏差値は、古賀塾でも実施している「県模試」での結果をもとに作成されています。
県模試はあくまでも公立入試に似せた試験です。
公立高校を受験する場合には、とても良い指標になりますが、この模試での偏差値が高いと西南学院高校に合格、低いと不合格、ということが必ずしも当てはまるわけではないことに注意してください。
最終的には過去問で、そして本番で、西南学院高校が出題する形式で解けるようになっておくことが重要です。
その点を踏まえた上で、実際に確認していきましょう。
西南学院高校は、難関国公立大学への現役合格を目指す高校です。
3年後の目標が高いため、入学時の実力も、相当に高いものが求められます。
合格を安心して見られるようになるには偏差値68、合格者の平均で偏差値66.2が必要です。
統計的に見ると、あるテストを受けた生徒のうち、上位3.5〜7%くらいとなります。
元岡中学校や玄洋中学校でたとえると、学年で上位10〜21人くらいになります。
西南学院高校の合格最低点
特に私立高校の入試においては、偏差値以上に、過去問や本番での得点が重要であることは既に述べました。
ここからは、実際に公表されている、合格最低点を見ていきましょう。
専願入試は300点満点で、2021年が228点(76.0%)、2022年が244点(81.3%)、2023年が233点(77.7%)となっています。
難しい問題でありながら、80%以上の得点率を狙っていく必要がある、ということですね。
前期入試はどうでしょう。
前期入試は500点満点で2021年が284点(56.8%)、2022年が313点(62.6%)、2023年が319点(63.8%)となっています。
こちらは6割前後、ということですね。
割合だけで見ると確かに専願入試に比べて低くなっていますが、しかし、やはりこちらも問題の難易度は高いですし、3教科だけでよかった専願入試に比べれば2教科分も勉強すべき範囲が広がるため、前期入試も難関であることには変わりないでしょう。
こういった点数を念頭に、1, 2年生のうちや3年生の夏休み前までは基礎学力をつけ、夏休みから少しずつ入試レベルの問題演習や過去問対策、そして冬からは各教科ごとに目標得点を定めての最終調整というスケジュールで受験勉強を進められると良いでしょう。
西南学院高校合格に向けて偏差値を上げる
西南学院高校に合格するためには、大きく分けて、次の2つのステップを考える必要があります。
- 教科書をしっかり通読する
(→ 公式を理解する、教科書ワークの問題でミスをしない) - 過去問に合わせた対策を行う
西南学院高校の入試は難関であるものの、ではその問題が「とんでもなく難しく、手も足もでない」かというと、実はそうでもありません。
もしもすでに過去問を解いた受験生がこの話を聞くと、
「そんなことない!
見たことない問題ばっかりだ!」
と思ってしまう人もいるかもしれませんね。
なぜこのような食い違いが起きてしまうかというと、これは、西南学院高校が、どの教科も共通して「ちゃんと教科書を理解できているか」を問うているためです。
確かに、中学校で取り組んでいるワークでは見たことのないような問題も多く登場してきます。
しかし、冷静になってちゃんと問題文を読んでみると、ワークで勉強した範囲の知識で解ける場合が少なくありません。
このような問題は、定期テスト対策の際に
「よく分からないけど、何度も繰り返して、とりあえず覚えてしまおう!」
「教科書や授業プリントを読み返すと、時間が掛かるし文も長いからしない!」
という勉強をしてしまうと、仮に定期テストの点数は良くなっても、西南学院高校の入試問題には太刀打ちできないようになってしまいます。
このあたりが、定期テストでは点数が高いのに、模試や実力テストでは思うように点数が取れない、という悩みにも繋がっているかもしれませ ん。
普段から学校の授業で習う前や後で教科書を自分で読んだり、まとめてみたり、わからない問題は質問するだけでなく自分で教科書や参考書を読んで調べるような習慣を身に着けていきましょう。
このような勉強は、即効性はないかもしれません。次の定期テストで点数が大幅アップということにもならないかもしれません。
しかし、このような勉強を積み重ねていくことで、表面的な問われ方がちょっと変わったくらいでは動じない、それで点数が上下しすぎることもないような骨太な得点力、そして西南学院高校が求めていると思われる学習姿勢が身に着いてくるのだと思います。
そして我々は、この力を「自立」に至るステップの1つだと考えています。
古賀塾には2つのコースがあります。
「自立型」と「個別授業」です。
このうち、自立型コースでは特に、上記のような「自立」が出来るように指導しています。
最初の頃は「やりなさい」と言われたことを終わらせるだけでも苦労する生徒もいます。
そんな生徒なら、まずは一緒にやってみる。
できるようになったら計画を立ててその進捗を確認するようになり、次は本人が立てた計画を承認するようになっていく。
このようにして、受験勉強を通じて「自分のことは自分でできる」という状態に近づけるように努力し、その結果として志望校の合格も果たすというのが、古賀塾の自立型コースが目指すものです。
古賀塾についての詳細はこちら
まとめ
今日は、西南学院高校の合格に必要な偏差値や、過去問の傾向、偏差値を上げるために必要なことを確認してきました。
普段の小テストでも、もちろん定期テストや模試などでも、間違えてしまった問題は次の日や翌週、翌月にも確認して、確実に解けるようにしたり、自分なりに教科書を読み返して復習したりノートにまとめたりしておきましょう。
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投稿者プロフィール
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生徒それぞれの目標に対し、現状把握・分析から最短距離で合格するためのカリキュラムとスケジュールを作成し、進捗をしっかり管理することで合格力を高めます。
大学在学中から塾講師として指導に携わる中で、生徒の成績をアップさせることに魅了されました。東進衛星予備校の校長としての教務も経験しております。
難関高校、難関大学合格は決して夢ではありません。本気で合格したいと思うなら、古賀塾がとことんサポートします!
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