受験は夏までが勝負です。それは夏までに,受験科目の基礎を固めておくことが必須だからです。
最近は,YOUTUBEなどの影響でいろいろな人の「勉強法」を試し,またそれを尋ねてくる人が増えました。結論,基礎がないのに有効な「勉強法」などありません。単語を知らないのに,英語ができるようにはなりません。教科書も読めないのに,数学ができるようにはなりません。もっといえば,集中して勉強ができていないとか,勉強習慣がないとかは基礎中の基礎です。夏までに土台をしっかりとつくり,そこからやっと自分に合った「参考書」や「勉強法」に取り組んでいきます。
基礎固めの勉強というのが重要でかつ成果を出すための最短ルートであることは多くの人は分かっています。(分かっていない人は問題です!)しかし,この勉強にもデメリットがあります。
基礎を固める,すなわち,コツコツと勉強することは「つまらない」という点です。単語を覚えるだけで点数が上がるとわかっていてもなかなか実行できる人はいません。(これができる人は志望校に合格できます!)このようなやりたくないことから逃げ,参考書や問題集を取り組もうとします。
努力ができない人は,この「つまらない」ものをすこしでも達成感を得るように工夫することがポイントになります。
私も毎日風呂掃除をしていますが,風呂掃除を当然好きだからやっているわけではありません。やらなくてもいいならやりません。そんな私は,毎日風呂場の壁や鏡,床などを磨くことで徐々に,光沢のようなものが出たり,触り心地が変化していることに気づきました。「磨けば光る」ではないですが,コツコツ石を磨き,変化をみる。「努力の可視化」だと思い,毎日取り組んでいます。
中学生も高校生も各科目のチェックテストを行っていますが,テストの得点に応じてポイントにし,ランキングにして教室に掲示しています。このポイントのために頑張れとは言いませんが,努力が可視化されることは非常に大きな意味をもちます。意識をあげることができるなら,なんでも構いません。一つのきっかけになればと思います。
お困りごとがありましたら,いつでも私あるいは山下先生の方にご連絡ください。少しでも力になれればと思います。
投稿者プロフィール
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個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。
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