皆さんは、『型』というものを知っていますか?日本の伝統芸能、剣道、空手などの決まった動きのことを『型』と言います。この『型』は非常に重要な動きをまとめてあるもので、大切にされています。

日本の文化や歴史の中で、『型』という概念は非常に重要な位置を占めています。特に、日本の伝統芸能や武道において、この『型』は中心的な役割を果たしています。しかし、型の意義やその背後にある哲学は、現代の生活や学びにも深く関連しています。

1. 型とは?

『型』は、特定の動きや形を示すものとして、日本の伝統芸能や武道において重要視されてきました。これは一連の動きや技の組み合わせを示すもので、それぞれの芸能や武道において独自の型が存在します。

2. 型の習得とその意義

型を習得することで、基本的な動きや技を身につけることができます。これは、技の精度や動きの流れを向上させるための基盤となります。また、型を通じて、その動きや技の背景や意味を深く理解することができます。

3. 型を超える表現

坂東玉三郎さんの言葉、「型を習得している人間が、その型を破って演技をすることは、観客を魅了し、それを型破りという。しかし、型を知らない人間が同じことをしても、それは型無しといい、絶対に観客を魅了することはできない」という言葉は、型の習得とその超越の重要性を強調しています。

4. 型と現代の学び

勉強でも同じことです。まずは何事も型を習得する。その型を習得するまでは、自分の我流を入れずに、素直に型を聞き入れる。それができるようになってから、自分なりのアレンジを加えてみる。その後、試行錯誤しながら自分なりの新しい型を作っていくのです。

現代の教育や学びにおいても、型の重要性は変わりません。基本的な知識や技術を身につけるためには、まずは型を学ぶことが必要です。その上で、自分なりの考えやアレンジを加えることで、新しい知識や技術を生み出すことができます。

5.型の重要性と自主性のバランス

現代社会では、テレビやメディアを通じて「自主性」や「自分で考えること」の大切さが強調されています。一方で、教育の現場では「先生の指示通りに行動すること」が求められることが多いです。これは、伝統的な「型」の概念と深く関連しています。型を習得することは、基本的な知識や技術を身につける第一歩であり、その上での自主性や独自の考えが真の創造性を生むとされています。知識や技術を持たないままの自主性は、しばしば無秩序やわがままとなり得ます。したがって、真の自主性や独自性を追求する前に、まずは基本となる「型」をしっかりと身につけることが大切です。

6.勉強の型を身につけるなら「古賀塾」

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投稿者プロフィール

山﨑 翔平
山﨑 翔平
個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。