こんにちは。古賀塾の山﨑です。

「勉強しないといけないけれども、なかなか行動に移せない。」「やる時はやるけど、習慣になっていない」などの様々な悩みを、中学生やその保護者からよく相談を受けます。

勉強の習慣化は、勉強法の基本なので、毎日勉強できている周りの友達や子ども達を見ると羨ましくも感じます。

古賀塾では、相談を受けて、計画表を作ったり、進捗チェックを行うなどのサポートを行っています。指導のノウハウから、コツコツと勉強する習慣をつけるにはどのようにすればいいのか、また、まわりはどのようにサポートすればいいのか、アドバイスします。

参考になれば、幸いです。

勉強の習慣がつく方法は、下の3つがポイントです。

  • 逆算した計画づくり
  • 努力を知ってもらう存在
  • 小さな成功体験の積み重ね


勉強もダイエットも同じです!

トレーナーに正しいトレーニング方法を教わり、トレーナーに努力を見てもらうからこそ、継続でき、成果につながります!

勉強をし、結果を出すには、正しい方法で継続して学習することが重要です。以下、どういうことをすればいいのか、まとめていきます。

勉強するきっかけを親子でつくる

中学生が勉強する習慣をつけることは、高校生が勉強する習慣をつけるよりも難しいことです。だからこそ、親子で協力して、チャレンジすることがとても大事です。

勉強する習慣がついていない家庭では、親が「勉強しなさい」「いつから勉強するの!」と言い続けていることで、勉強をしたくなくなる状況にさせているケースが一番多いです。

まずは、勉強に対するやる気、きっかけ、目的を作りましょう。

勉強のやる気がおきない理由は人それぞれですが、多くの人が勉強しないといけないというのは分かっているものです。

特に、宿題はやっているけど、自分のための勉強は後回しになっている方は要注意です。

勉強するには、理由が必要です。しかも、イヤイヤ勉強しているのでは意味がありません。モチベーションが必要です。

モチベーションアップには、成績があがったという経験をさせることが最もいいです。

ただ、今まで勉強していなかったのであれば、それも期待できません。

はじめのうちは、些細なことでも、頑張ったらできるようになったという小さな成功体験をさせてあげることがモチベーションアップにも自信のアップにも繋がります。

たった1週間、もしくは1日であったとしても成功体験をさせてあげることは可能です。

成功体験の例としては、「学校の小テストで今までよりいい点数をとることができた。」や「勉強時間がいつもより増えた」、「親子で一緒に問題に取りくんだら、子どもがしっかり解けていた」など作ろうと思えば、いくらでも作ることができます。

ただ、成功体験をさせた場合は、親が気づいてあげることが必要です。

子どもが褒められたいのは、塾の先生ではなく、親です。子どもからすると、塾の先生は、所詮他人であることに違いはないです。やはり、子は親に認められたいものです。

だからこそ、褒めるときは、しっかりと褒めてあげましょう。

まずは、最初の一歩を作ってあげる。

そのあとに、成功に気づいてあげる。

ご褒美をあげるのも一つの手です。家族で外食するなど工夫の仕方も様々です。

成功体験の積み重ね

子どもが勉強習慣がないと相談する保護者からの相談では、子どもがどんな教科の勉強をしているのか把握できていないケースが非常に多いです。

「勉強をしなさい」「いつから勉強するの!」と言っているにもかかわらず、把握していないのであれば、子どもも動きません。

例えば、職場で、現場がどんな仕事をしているか把握していない上司に、ただ「仕事しなさい」と言われて、動く気になるでしょうか。

せめて苦手な教科が何で、理科でどんなことをやっているのか、国語や英語ではどんな文章を読んでいるのかなど中学校でどんな内容を学んでいるのかは知っていないと、何を言っても子どもの耳に届きません。だからこそ、子どもの勉強内容を知っておきましょう。

そうすることで、できるようになったことに気づいてあげることができるようになります。気づくことができれば、勉強に対して楽しく取り組むことができるようになります。

また、コミュニケーションの幅も広がります。

中学生になると、基本的には学校や部活、塾で生活することになり、家にいる時間が少なくなります。

従って、家庭で会話するネタも学校の話になります。

その際に、「勉強をしなさい」しか言えないのであれば、子どもも嫌になります。

そういう意味でも、学校での内容を把握するようにしていきましょう。

どんな内容をしているのか知る方法の一つとして、塾の先生と、常にコミュニケーションしておくのもいいですね。

まずは、子どものことを理解してあげることが、勉強をするきっかけを作るには効果的です。

勉強習慣をつける

コツコツと勉強できるようになるのは、簡単なことではありません。せっかく勉強しようとやる気が上がり勉強をし始めたものの、それを継続できない中学生が非常に多いです。

そこで、勉強する習慣のある中学生が実行していることをいくつか紹介します。

時間を固定して勉強する

勉強を継続するためには、勉強に取り組みはじめようとするときの気持ちのハードルをできる限り低くしてあげることがコツです。

勉強をはじめると、案外気持ちが乗ってきて、ある程度勉強できるものです。

なので、勉強をはじめるのにできる限り苦労しないですむ方法を考えていきます。

その方法の1つが、時間を固定する「時間割制」です。

時間割を作っておくことで,どんな勉強をするかを考える必要は無くなる分,勉強がしやすくなります。

寝る前の10分間

寝る前の10分は、その日の復習をすると決めてしまうのもいいです。具体的に何をするのかは人によって違っていいです。寝る前には,チェックをするというルーティンができると,歯を磨くのと同じ要領で勉強することができます。

寝る前は、覚える系の勉強に適しているので、漢字練習をするのもいいでしょう。

朝早く起きて勉強する

早起きして勉強している人も多いです。朝は脳をしっかりと休めた状態であることもあり、集中力が増した状態になるので効率的です。ただし、朝が苦手な人が無理して行うのは良くないです。

私は、夜寝る前にやろうとしたけど,眠たくてやれないと判断したときは,翌朝早くやると決めて勉強していました。それは,大人になった今でも続いています。

スケジュールを決める

前もって、勉強することを決めておくことで、スムーズに勉強することができます。もちろん、その次に何をするかも決めておきましょう。

時間割制と似ていますが,その日に何をするかをその日の朝に決めるという点が異なります。この場合は,自分が何をすべきか考えながら勉強の計画を立てる必要があります。

自己分析ができている人であれば,その日にTo Doリストを作成して勉強することをおすすめします。

勉強場所を変える

2020年、2021年はコロナ禍であったこともあり、図書館や喫茶店などを利用して勉強するのは難しかったですが、家の机で勉強することが難しい人もいるので、外で勉強するのも効果的です。家の中でも勉強内容によっては、リビングで行うなど家の中で変えることもいいです。

娯楽はOK!ただし、ルールは作ること

スマホやテレビ、ゲームなどの娯楽にもメリットはあります。気分転換にもなります。また、これをご褒美にするのもいいと思います。

スマホなどの利用は本当に注意が必要です。これによって、勉強時間が極端に減ったり、勉強時間は長いものの集中していないなど大きな問題が起きています。

おすすめしているのは、ルール作りです。使う時間を決めること、受験生になったらゲームをしないなどルールを作りましょう。

正しい勉強法でコツコツと勉強するサポート

大人でもそうですが、コツコツ努力するというのは非常に難しいものです。

最も効果的なのは、見てもらうことです。

勉強しているということを知ってもらっているだけで、案外勉強は続きます。大人でも同じなので想像できると思います。例えば、ダイエットをしようと思ったとしてジムに通い始めたとします。通い始めは、やる気があるので、努力しますが、誰にも見てもらえないと次第に諦めてしまいます。トレーナーが食事をチェックしてくれたり、トレーニング内容などを一緒に考えてくれるからダイエットも続き、成功します。

勉強もこれと同じです。伴走者の存在がポイントになります。

しかし、勉強をしていても、なかなか結果が出ないと不安になり、そのままモチベーションが下がってしまい、努力をすることを辞めてしまいます。

正しい勉強法で、勉強するからこそ、結果が出ます。これについても、ジムでのトレーニングと似ています。正しくトレーニングを行わないと、効果が出にくいものです。勉強法のチェックも不可欠です。

古賀塾では、子供たちの伴走者になるべく、以下のような指導を行っています。

学校の教科書やワークなど普段利用している教材や、古賀塾の教材を利用して、日常の学習の支援を行っています。

学校で習った内容も、いざ問題を解こうとするとなかなか簡単にはできないものです。また、習ったやり方では解いていないこともあります。その部分を修整していくのが我々です。

同様に、途中式や余白の使い方まで見ていくと、かなり修整が必要なケースもあります。

それに対して我々がアドバイスをするという流れです。

期待できる効果は、

 1.ちゃんと解けているか分かる
 2.見てもらえることで勉強しようという意欲が湧く
 3.余白の使い方や図の書き方など思考過程をチェックしてもらえる

などがあります。

それをベースに週間の計画を一緒に考えてつくります。その後、きちんと予定通りに学習ができているかチェックします。この時に、身についているのかも合わせて確認するために、テストも行います。必要に応じて、面談も行い、月に一度は実施させてもらっています。分からない問題があれば、質問できる時間を作ります。

最近では、スタディサプリなどを学校側が提供してくれているのに、上手に利用できていないケースもあります。この部分を修整していきます。

期待できる効果としては、

 1.合格設計図があるから安心
 2.計画表を一緒に考えるから勉強習慣ができる
 3.確認テストで定着しているか分かる

などがあります。

目標を作ってあげる

我々は、子ども達の伴走者となり、夢の実現に向けてのお手伝いをしております。

そのためのきっかけを作ってあげ、そこから勉強を正しく行ってもらうために、我々は指導します。

小学校の頃と違い、中学生になるとやらされる勉強ではうまくいかない時期になります。よりよい教育のためには、環境を整えることも大切ですが、まずは保護者の意識を変え、子どもの気持ちを感じられるように、勉強法や内容を知ることが大事です。

理想の進路に進めるように一緒に頑張っていきましょう。

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投稿者プロフィール

山﨑 翔平
山﨑 翔平
個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。