『成績が上がらない』

このフレーズは生徒本人や保護者の方からよく聞くフレーズです。このブログを見ていただいている方も、成績が上がらないと思ってらっしゃるのではないでしょうか?

古賀塾での無料カウンセリングなどで相談される悩みの中でも、かなり多い
 「成績がなぜ上がらないのか?」
 「どうすれば成績が上がるのか?」
という相談についてどのようにアドバイスをしているのか、紹介していきます。

私はよく成績を上げることを部活やダイエットに例えてお話をします。
ポイントは以下の通りです。

 ① すぐには成果は出ない
 ② 継続しないと成果は​​出ない
 ③ 練習量が少ないと成果は出ない

これらの3つをまず面談では話をします。

確かに塾と聞くと勉強の仕方などを聞けると期待する人が多いですが、そういう話ももちろんします。

どんなに素晴らしい勉強の仕方を知っていても、それを実行できなければ成果はでません。部活やダイエットでも、良い道具やダイエット法を知っていても、実行しなければ上手にもならないし、痩せることはありません。

まず、なんでもそうですが、『基本』ができているかどうかが重要です。

最近、古賀塾に相談に来られる方の多くは、人生における基本ができてない場合が多いです。

まずはそこから見直してみましょう。

それでは、本題に入ります。

すぐには成果は出ない

部活やダイエットと同じように1週間ほどでは成果は出ません。

確かに単元などを絞って勉強をした場合は、その成果は出るかもしれませんが、実力テストなどではすぐには現れません。

ダイエットでもそうですが、1週間で5キロ痩せるというのは本当は無理なことで、脂肪が燃えたのではなく、体内の水分が減ったり、便が出たことにより体重が減っただけであり、痩せたわけではありません。本当に脂肪を燃やすためには最低でも3ヶ月ほど、トレーニングを継続し、食事の見直しをしなければいけません。

勉強においては、勉強時間と成績アップの関係は『べき乗の法則』であると言われています。

誰しも勉強をしたら比例的に成績が上がると思っているのですが、べき乗で上がるのです。成績アップを『y』勉強時間を『x』とした場合、y=2x と表すことができます。x の単位は我々の経験上1ヶ月程度ではないかと思います。

そう考えると、勉強が0の時には成績は1となり、1ヶ月の時には成績は2、2ヶ月の時には成績は4となり、5ヶ月の時でも32となります。

なので、ものすごく頑張っている感じがしても、成績が思うように伸びていないように感じるのは当然なんです。
ほとんどの人が、『こんなに頑張っても成績が伸びないなら、きっと自分には勉強の才能がない。』というふうに決めつけて、勉強をやめてしまうというケースが多いです。

しかし、注目すべきは、5ヶ月目以降の成績の伸びなんです。6ヶ月で64、7ヶ月で128、8ヶ月で256、9ヶ月で512、10ヶ月で1024となります。最初の5ヶ月では32にしか成績が上がってないのに、残りの5ヶ月では1000近く成績が伸びています。
この事実を知らないと、勉強したら成績はすぐに上がると思い、上がる前にやめてしまいます。

なので、1年後ぐらいに成績の成果が出ると考えておいた方がいいでしょう。

継続しないと成果は​​出ない

これも部活やダイエットと一緒で、継続しないと成果は出ません。先ほどの「すぐには成果は出ない」で触れましたが、1年間は勉強を一生懸命継続しなければ、皆さんが期待するような成果は出ません。私自身もダイエットに何度とチャレンジしてきましたが、やると決めても自分だけで自分のやり方だと1週間もてばいい方でした。結果、痩せたことはありません。

しかし、プロのトレーナーにパーソナルトレーニングをお願いして、4ヶ月間トレーニングと食事の改善を行った結果、少しずつではありますが、体重が落ちていき、結果、8kgのダイエットに成功することができました。現在もダイエットは継続中ですが、大切なことは継続すると言うことです。

最低でも1年と言う話をしましたが、成績が上がらない生徒に限って、塾を転々としたり、中には1ヶ月もしないうちに『合わない』と言う理由でやめて行かれる方もいます。塾ややり方を変える前に、まずは自分を変えて、続けるという当たり前の事をやった方が成果は出やすくなります。

練習量が少ないと成果は出ない

最後のポイントも非常に該当する人が多いのですが、そもそも勉強量が足りてないと言う事です。野球部の人には、『週に2〜3回の練習で、1回の練習が1時間にも満たない。それで甲子園にいけますか?』とよく尋ねていました。

もちろん、『それは無理です』と答えてくれます。

私もすかさず、『そうだよね』と言います。

そして、私はこうも続けます。

『でもあなたは、勉強においてそれをやろうとしてるんだよ』と。

そうすると生徒はハッと気づきます。
『甲子園には行きたいけど、週2〜3回しか練習できません。
 それも毎回1時間ぐらいが限界ですと言ってるのと一緒だよね?』
と言うと完全に理解をしてくれます。

成績を上げるためにはまず勉強量を増やさなければいけません。

量質転化の法則というものがあります。
量を積み重ねる事で質が向上するという事です。

一部、質の問題の生徒もいますが、ほとんどの生徒が量が足りてないです。

特に大学受験における九州の高校生の勉強量は全国的に比較しても圧倒的に少ないです。

学校の宿題や課外が多いのは理解できますが、それで合格するのならみんな合格しないとおかしい訳ですが、合格するのは一部の生徒です。

大学受験は特に全国の受験生と勝負しないといけません。自分の周囲の友達の常識は全国の受験生の非常識である場合が多いのです。それを証明するように、九州各県の共通テストの平均点は全国の最下位に近い順位となっています。高校受験で最低毎日3時間、大学受験なら最低毎日5時間の勉強時間を確保してください。

勉強の成績が上がらないと悩む方へのアドバイスのまとめ

以上の3つをまずはクリアする事を目標に勉強をしてください。

その上で成績が上がらないのならばやり方の問題があります。最短で結果を出したいという場合は、これらを同時にやる必要がありますが、勉強の仕方は自分で正しいかどうかはわかりませんし、保護者の方のやり方を子どもにさせるというケースも多いですが、お子さんの状況と保護者の方の受験した時の状況が違ってますから、子どもを混乱させてしまうこともあります。

個別指導の古賀塾では成果が出やすくするために、まずはしっかりお子様の状況を三者面談にて把握します。その上で色々なケースをみてきたプロがお子様にあった勉強のやり方を指導し、それができるようになるように寄り添って指導します。ぜひ、聞こえの良い、付け焼き刃の勉強から本当に力のつく勉強にチェンジしてみませんか?

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投稿者プロフィール

古賀 陽大
古賀 陽大
現在は福岡市西区にあります、株式会社amiciで統括責任者として働いております。
以前は、東進衛星予備校の校長として13年間ほど勤務しておりました。教え子には東京大学(理科三類含む)、京都大学、一橋大学、九州大学、医学部医学科(国公立・私立含む)などの多くの合格者を出しておりました。長女が生まれたのをきっかけに、理想の教育施設を作りたいと現在の会社に転職しました。 株式会社amiciは2016年4月に民間保育所のプティット福重ルームからスタートしました。