大学入試のために数学の勉強をする際に、数研出版の【チャート式】を利用して勉強する人は多くいます。昔から使われている教材だからこその安心感があるので、学校の教材としても使用しているケースは非常に多いです。

しかし、実際に生徒指導をして感じるのは、それぞれの志望校や実力に合ったチャートを使えていない人が多いという点です。

チャート式を使う人へ注意

チャート式は、行間が読めない人も多くの割合で存在するので注意が必要です。

チャート式は非常に良い参考書で授業のテキストとして私個人も利用しています。ただし、使う上での注意点があります。解答の意味が分からない場合に質問できる環境がある、あるいは、他の教材などで調べて解決する習慣がないのであれば、独学には向かないと思っています。

悩むならば黄チャートを選択

数学が得意かどうかも分からない、勉強もそんなにしてないからよく分からないという人は、とりあえず黄色チャートから始めてみるといいです。大学でいえば、私立の医学部やGMARCHレベルまでは十分に対応できます。河合全統模試の偏差値では、60から65までは十分に対応できます。最も恐ろしいのは、理論の理解ができていないことなので、分かったつもりで青チャートを利用するくらいであれば、理論が分かっているか判断もできる黄色チャートをスタートに勉強してみると良いでしょう。明らかに数学が苦手であると分かっている人は教科書と白チャートの併用です。

背伸びをせずに自分に合ったレベルからスタートしましょう。

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投稿者プロフィール

古賀 陽大
古賀 陽大
現在は福岡市西区にあります、株式会社amiciで統括責任者として働いております。
以前は、東進衛星予備校の校長として13年間ほど勤務しておりました。教え子には東京大学(理科三類含む)、京都大学、一橋大学、九州大学、医学部医学科(国公立・私立含む)などの多くの合格者を出しておりました。長女が生まれたのをきっかけに、理想の教育施設を作りたいと現在の会社に転職しました。 株式会社amiciは2016年4月に民間保育所のプティット福重ルームからスタートしました。