今回は、福岡大学付属若葉高校について見ていきます。

若葉高校は、1907年に私立九州高等女学校として創立され、以来、約115年にわたって女子教育の歴史を刻んでこられました。

2010年に福岡大学の附属高校となり、今の「若葉高校」という名称になりました。

10年目を迎える2019年4月に男女共学化を行い、高大一貫コース・グローバルコース・スーパー特進コースといった3コース制がスタートされました。

それでは、その3コースについて、入試日程や科目、偏差値について確認していきましょう。

若葉高校の入試日程と科目

若葉高校では、専願入試・前期入試・後期入試という3回の入試が行われます。

【専願入試】

入試科目は、国語・数学・英語の3教科です。

試験時間はどれも50分、満点は60点です。

このあたりは公立高校の入試と同じですね。

【前期入試】

入試科目は、国語・数学・英語(リスニングあり)・社会・理科の5教科です。

英語の試験時間は、リスニングを含めて55分間です。

音声や、放送文が公表されていないため断言できませんが、公立高校の入試と同じく、おそらく15分のリスニングと40分の筆記試験だと考えられます。

英語以外の科目は、公立高校入試や専願入試と同じく、試験時間はどれも50分、満点は60点です。

【後期入試】

科目や時間、満点は専願入試と同じです。

入試科目は国語・数学・英語の3教科、試験時間は50分、満点は60点です。

福大若葉の合格に必要な偏差値 

ここからは、合格に必要な偏差値などをまとめていきます。

ただし、ここで紹介する偏差値は「県模試」での結果をもとに作成されています。

県模試はあくまでも公立入試に似せた試験です。

公立高校を受験する場合には、とても良い指標になりますが、この模試での偏差値が高いと若葉に合格、低いと不合格、ということが必ずしも当てはまるわけではないことに注意してください。

最終的には過去問で、そして本番で、若葉高校が出題する形式で解けるようになっておくことが重要です。

その点を踏まえた上で、実際に確認していきましょう。

福大若葉・スーパー特進コース

若葉高校のスーパー特進コースは、難関大学の合格を目指して勉強を頑張るコースです。

したがって、入学時の偏差値も、高いものが求められます。

合格者平均の偏差値が60.3、合格に余裕が出てくる偏差値が64となります。

定員は全体で40名。そのうちわけは、専願入試20名、前期入試20名、後期入試が若干名です。

このコースと併願されることの多い公立高校は、城南高校や筑前高校です。

福大若葉・グローバルコース

若葉高校のグローバルコースは、語学留学やショートホームステイなども行っているコースです。外国語(特に英語)や、国際交流に興味のある生徒は、こういったコースに挑戦するのも面白いかもしれません。

もちろん楽しいだけではなく、難関国公立・私立大学への進学実績も豊富です。

合格者平均の偏差値が55.9、合格に余裕が出てくる偏差値が60となります。

定員は全体で40名。そのうちわけは、専願入試20名、前期入試20名、後期入試が若干名です。(スーパー特進コースと同じですね)

このコースと併願されることの多い公立高校は、城南高校や筑前高校、西陵高校などです。

福大若葉・高大一貫コース

若葉高校の高大一貫コースは、福岡大学への内部進学できることに注目です。

ただ、それだけでなく、他の私立大学に対しても指定校推薦や公募推薦を活用した合格実績を多く持っておられます。

また、この近くの私立高校の中では珍しく、前期試験よりも専願試験の方が多い定員となっています。

合格者平均の偏差値が55.0、合格に余裕が出てくる偏差値が58となります。

定員は全体で400名。そのうちわけは、専願入試220名、前期入試180名、後期入試が若干名です。

このコースと併願されることの多い公立高校は、筑前高校や西陵高校です。

若葉高校合格に向けて偏差値を上げる

若葉高校に合格するためには、大きく分けて、次の2つのステップを考える必要があります。

 ・公立高校の模試で偏差値を上げる

 ・過去問に合わせた対策を行う

偏差値を上げるために、特別なことは必要ありません。

「偏差値が高い」=「平均よりも点数が取れている」ために必要なことは、基本事項を確実におさえてミスをしないことです。

基本事項の抜け漏れをなくすためには、まずは、学校の教科書を何度も読み返したり、それで覚えられたか確認するために学校のワークや市販の問題集に繰り返し挑戦してみてください。

解説を読んだら終わり、とするのではなく、まずは自分で考えたり調べたりしてみると、より良いでしょう。その調べた結果をノートに残しておくと、ノートに書いた内容を、忘れかけている週末にまとめて確認したり模試や本番の休み時間に確認したりできるようになります。

そして、そこからは過去問対策です。

たとえば英語を見てみましょう。

ここ数年で、特に英語の難易度は上がってきています。

まずは、内容と語数を見てみましょう。

【若葉高校】

 第1問:リスニング

 第2問:長文読解(約500語)

 第3問:ポスター/対話(約100語)

 第4問:対話文(約400語)

 第5問:自由英作文(20〜30語)

【福岡県 公立高校】

 第1問:リスニング

 第2問:対話文(約100語)

 第3問:対話文(約100語)

 第4問:長文読解(約400語)

 第5問:自由英作文(20〜30語)

項目で見ると似ているように見えるかもしれませんが、実際に問われている文法や熟語の知識のレベルは高く、また、合計の語数も400語近く多いです。

言い換えれば、同じ制限時間なのに「長文1つ分多い」、となります。

したがって、基本的な知識を身に着けたあとは、しっかりと若葉高校の過去問対策をすることが重要になります。

ところが、この大事な過去問演習は、1人でただ解いているだけでは、上手く効果が出ない場合が多くあります。

分析が甘かったり、結局、苦手な科目から離れてしまったりしているためです。

集団授業を行っている塾などに通っている場合でも、公立高校対策はしていても、こういった私立高校に向けた対策は十分でない場合があります。

そこで古賀塾では、直前の過去問演習はもちろん、普段の学習も含めて分析や対策を行い、そして最終的には自立をしていけるように指導しています。

古賀塾の取り組み

古賀塾では、生徒それぞれの目標、たとえば定期テストや模試、志望校合格などと現状に合わせて1人1人の学習計画を立てています。

教室に来るたびに、オーダーメイドの計画と、その日に取り組むべきことを確認します。

分からないところを質問することはもちろん、理解度を確認するための小テストも行い、その結果をもとに学習計画を修整します。

このような通常の学習は教室で行いますが、テストの得点をあげるためには、1度だけ話を聞いて、1度だけ問題を解くのでは不十分です。

もしもそれで足りるのであれば、学校で授業を聞いてワークを提出した生徒は、全員が90点を超えられることになってしまいます。

テストの得点をアップさせるのに重要なことは、頭に入れた知識を使いこなしたり定着させたりするために、何度も何度も演習すること、手を動かすことです。

その演習が大切だと分かっていても、1人ではどうしても手が進まない場合もあります。

そこで古賀塾では、英語と数学を週に1回ずつ、集団で演習する時間も確保しています。

また、このような自立型のコースだけでなく、苦手科目があったり、自分で学習を進めていくのが苦手な場合には、個別授業もあります。

古賀塾についての詳細はこちら

九大学研都市駅前の学習塾「古賀塾」ってどんな塾??

まとめ

この記事では、福岡大学付属若葉高校の入試情報と合格に必要な偏差値について詳しく解説しました。若葉高校は、専願入試、前期入試、後期入試の3種類の入試方式を採用しており、入試科目はコースによって異なります。特にスーパー特進コース、グローバルコース、高大一貫コースの偏差値が重要で、それぞれのコースには異なる特色があります。合格に向けては、公立高校の模試での偏差値向上と過去問対策が重要です。

また、古賀塾の取り組みとして、生徒一人ひとりに合わせた学習計画の立案と実施、個別授業の提供などを紹介しました。

この情報を活用して、若葉高校合格に向けた効果的な学習方法を見つけましょう。

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投稿者プロフィール

山下 拓海
山下 拓海
生徒それぞれの目標に対し、現状把握・分析から最短距離で合格するためのカリキュラムとスケジュールを作成し、進捗をしっかり管理することで合格力を高めます。
大学在学中から塾講師として指導に携わる中で、生徒の成績をアップさせることに魅了されました。東進衛星予備校の校長としての教務も経験しております。
難関高校、難関大学合格は決して夢ではありません。本気で合格したいと思うなら、古賀塾がとことんサポートします!