皆さん、こんにちは。統括責任者の古賀です。

 本日は、私を社会人として育ててくれた昔の上司が、私によく話してくれていたことをお伝えします。

 その上司は仕事に対して非常に厳しい人でした。無茶振りもありましたが、本当に私のことを熱心に指導してくださり、私自身もそのおかげで成長できたと思っています。今でも時々その上司に会いに行って、色々な相談をさせてもらっています。

 その日、話のスタートになった質問は「人生にある『3つの坂』って知ってる?」というもの。

 当時の私は20歳そこそこで生意気盛りだったので、『また始まったぞ』と思っていましたし、ひょっとしたら表情にも出ていたかもしれません。

 (もちろん今は、上司のありがたさが身にしみており、そんな失礼な態度は取りませんが…。)

 3つの坂か…。

 まずは上り坂と下り坂の2つを答えました。

 「そうだよね。登り坂と下り坂だよね。じゃあ、もう1つは?」

 また何か企んでる、ということだけは分かり、必死に、負けたくない一心で考えました。けれど、出てこない。

 「答え、言おうか?」 上司はニヤニヤし始めています。

 悔しかったですが、どうにも思い浮かばず、降参した私に上司が言った3つ目の人生の坂、それは『まさか』。

 開いた口が塞がりませんでした。最後はダジャレかよ!

 そこに、上司は続けます。

 「人生には必ず、『まさか』と思うような、普段では想像もできないような事態が起こる。古賀さんが将来リーダーになったら、その『まさか』までを想定して仕事をしないと部下を守れないよ。」

 私は「また、やられた…」と自分の負けを自覚し、悔しがったことを昨日のことのように覚えています。


 新型コロナウィルスが大流行し、学校さえも休校延長されてしまう現状は、まさに、誰も想像だにしなかった『まさか!』の状況だと思います。

 特に受験学年となる学年、特に高3生は、共通テストの件もあって、自分たちの入試はどうなるのだろうと心配していることでしょう。

 学校再開の時期は地域によって異なります。だからといって、全国区で繰り広げられる大学入試であっても特別な措置があることは期待せず、せいぜい「あったらラッキー」ぐらいで考えておくのが良いでしょう。措置をあてにして、もし、そのあてにしていたことがなければ、さらに状況は悪化します。

 県立高校では、3月上旬から始まった休校措置は2カ月間続くことになりました。

 よくある受験勉強の計画を大雑把に言えば、英語や数学を先にメインで勉強して、目処がついてからその他の科目を勉強する、というもの。

 この休校期間を、無計画に過ごしてしまうと、理科や社会が完成しないまま入試に挑むことが容易に予想されます。それでは国公立大学の合格が怪しくなる。

 確かに、まれに自分で全てを管理して合格していく生徒もこれまでいました。しかしほとんどの生徒は、ついついサボってしまったり、そもそも計画自体を作れなかったり、作っても不完全な計画であったり…。

 そういう場合に何が必要なのか?

 それは自分を優しく、時には厳しく導いてくれるコーチです。スポーツ界でもそうですが、必ず名選手には名コーチが存在します。

 個別指導予備校の古賀塾では、塾長が、生徒の皆さんのコーチとなって、生徒の学習状況と生活状況を毎日チェックし、電話でコーチングを行います。

 また、人数限定で『1週間オンライン講習』を開講しました。

 初めての方でも「やる気はあるけれど、どのように計画を立てたらいいかわからない」という人でも大丈夫です。

 人生のまさかが起こっても、平常心でいられるためにはどうすれば良いか…。

 どんな時にも毎日一生懸命であること、誠実に努力し続けること、この2つが大切だと私は信じています。

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