こんにちは。個別指導の古賀塾の山﨑です。

今回は、数学の授業についていけないと悩んでる中学生のために、他塾のフォローや学校の授業のフォローを行っている個別指導の古賀塾が、普段どのようにサポートしているのかを例にし、今後どのような勉強をしていくと、少しずつでも授業についていけるようになるのかアドバイスしたいと思います。

授業についていけないことは決して恥ずかしいことではありません。恥ずかしいことと思ってしまい誰にも相談できないままという方はたくさんいます。

まだ相談できていないという場合は、まず家族に相談しましょう。

もし、ご家族が相談を受けた場合は、決して否定せずに話をきいてあげてください。授業についていけないのは、退屈な時間を過ごすことになり、数学の勉強そのものが嫌いになったりすることもあります。自信も無くなり、自分の夢も考えられないこともあります。とても大事なことです。

個別指導の古賀塾に相談される内容でも数学に対する心配、数学の授業についていけないというのがかなり多いです。

それだけ多くの方が数学に対して不安を抱いているということです。放置したまま入試を迎える人も少なくありません。これを機会に数学の授業についていけていない現状を変えて、数学が受験でも使える科目なるようにチャレンジしていきましょう。

数学の授業についていけないという場合、次のどのケースなのかチェックしてみましょう。

ケースによっては、すぐについていける場合もあります。合わせて確認してください。

一つだけ、先にお願いがあります。

慌てないでください。今は少し我慢して、基礎を固めることを優先してください。

授業についていけない理由

数学の特徴として、分野が分かれているということがあります。計算分野(代数分野)、グラフの分野(関数分野)、図形分野(幾何分野)、確率分野(統計分野)の授業についていけないのか、それともどの分野もついていけないのか、これによって原因が変わります。これらの分野は、学年を跨いで3年間で学ぶので、このカリキュラムによって、ついていけなくなっている可能性もあります。

先生の説明が分からない

どの分野も授業についていけない状況だと、先生の説明が分からないという状態になっている可能性があります。人が授業をしていることでどうしても相性というのは出てしまいます。こればかりは仕方ないです。今であれば、映像授業を気軽に受けることができるので、いろんな先生の説明を聞いてみるのもいいと思います。

前の単元から分からない

授業についていけない分野があるという場合は、前の単元が分かっていないことが理由の大部分を占めると思います。数学は、各分野でそれぞれ内容が関連しています。数学は、それぞれの分野を学年をまたいで、習うので、前の学年の内容を理解していない、あるいは、忘れてしまっていると授業についていけなくなります。ついていけていないと思う分野を優先して、過去の内容の復習をしましょう。場合によっては、その分野だけを家庭教師や古賀塾のような個別指導をしてくれるところで習い直してもいいと思います。ご相談ください。

学年別ついていけない原因・勉強のポイント

中学数学を勉強する上で、意識するべきことは、各分野を学年を跨いで学ぶということです。以下に学年で学ぶ内容と分野ごとについていけない原因と勉強のポイントをまとめます。

中学一年生

計算分野

正負の数・文字と式・一次方程式

足し算や引き算のような四則計算に慣れることが重要であることは言うまでもないですが、この段階で、工夫をした計算ができるような勉強をしておくことをおすすめします。計算問題を解いた時に答えがあっているかだけではなく、計算過程も是非チェックしてください。

「文字と式」については、文字式の扱いに慣れが必要です。特に方程式を立てる時に、この部分の力が重要になります。中学二年生、中学三年生でも文章問題が苦手な人はここができていない可能性がかなり高いです。今一度この分野に抜けがないのかチェックしてください。

関数分野

比例・反比例

はじめてグラフを図示することになる単元で、書き方や見方で躓く人も多いですが、一番重要なことは、比の計算ができるようになること(正比・逆比)です。理科でもここの分野の計算が必要になり、理科が苦手な人はここの分野が苦手であるので、理科ができてない人が非常に多いです。

幾何分野(図形分野)

平面図形・空間図形

中学一年生で勉強する時には、苦手としている人は少ないです。中学三年生になり、入試問題を解き始めるときに再度、空間図形や展開図などの確認を行いましょう。

中学二年生

計算分野

連立方程式

中学一年生の「一次方程式」などの延長です。計算する際に工夫することができるか、文章問題が解けるかなどは、中学一年生の内容に戻って勉強することが必要になります。授業についていけていないと思う場合は、是非戻ってみてください。

関数分野

一次関数

中学一年生の「比例・反比例」の延長です。授業についていけない場合は、中学一年生の内容に戻るといいでしょう。

特にこの時に意識して欲しいことは、グラフを書いて、図形としても見れるようになることです。例えば、3本の直線で囲まれる三角形の面積などを求めることができるといいでしょう。そのためには、直線の交点を求めることができるようになることが必要です。

幾何分野(図形分野)

合同・三角形・四角形

本格的に幾何分野(図形分野)を勉強するのはここからです。特に、「証明をできるようになること」と「勉強するときに証明を理解すること」が大事です。また、二等辺三角形の性質や平行四辺形の性質などは大学受験が終わるまで、覚えておきましょう。

統計分野

確率

樹形図などの書き方を知った上で、正しく場合の数を調べることができるかがポイントになります。他にも苦手な分野がある場合は、そちらを優先してください。この分野は、入試問題には出題されるものの、他の分野とほぼ関連しないので、関連する関数分野や幾何分野を優先して勉強してください。

中学三年生

計算分野

展開・因数分解・平方根・2次方程式

計算方法や計算の工夫、文章問題などが多く、中学一年生、二年生の内容の延長です。ここの分野の授業についていけていない場合は、過去の内容に戻って勉強することをおすすめします。

関数分野

2次関数

中学二年生の「1次関数」の延長です。この分野の授業についていけない場合は、戻って勉強してください。「1次関数」の時もそうですが、必ずグラフを図示しながら考えることが重要です。

幾何分野(図形分野)

相似・円・三平方の定理

中学二年生の「合同な図形や三角形・四角形」の延長です。特に相似では、「平行」であることや「二等辺三角形」「平行四辺形」などの内容がかなり関連します。授業についていけない、ついていけているというのに関わらず、過去の内容を確実に復習しておきましょう。

統計分野

標本調査

苦手としている人は多くない印象ですが、ここ数年重要視され始めている分野です。賛否はあるものの、日本全体の動きとして、取り組んで欲しい分野でもあるので、しっかりと理解しておくことが重要です。

どの分野に問題があるのかわからない場合は、個別指導の古賀塾の先生に相談してください。

授業についていくには、「環境を変える」「基礎固め」

授業についていけない理由が、先生との相性や質問しにくい環境だからという場合は、早急に対応した方がいいです。動画での受講は非常におすすめです。

また、個別指導の古賀塾では、一人一人の状況に合わせて、数学の指導を行っています。

面談も定期的に行っており、不安なことや勉強法のアドバイス、モチベーションの管理なども行っています。ご相談ください。

「基礎」ができていない、つまり、前の単元の理解が不十分である場合は、まずはそこからやり直しましょう。学習計画をしっかりと行い実行することが大事です。

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投稿者プロフィール

山﨑 翔平
山﨑 翔平
個別指導の古賀塾の塾長。医学部予備校「メディカルラボ」、Z会グループ「アオイゼミ」などで講師経験と東進衛星予備校の校長としての教務経験をもっています。
入試問題の作成や模擬試験の作成、参考書やタブレット教材などの教材作成やマイナビ「中学受験受験ナビ」https://katekyo.mynavi.jp/juken/ などでの連載も行っています。
担当した子ども達に「しっかりと寄り添って自立させる」をモットーに親身になって指導をする先生です。