大学入試や高校入試でリスニングが出題されるようになって、しばらく経ちました。
中学校の定期テストでも、小さくない配点でリスニングが出るようになるくらい、学校の授業などでも十分な対策を行うようになっています。

その中で、友人やライバル達に勝たないといけないとなると、不安に思っている人も多いと思います。

そこで今回は、公立高校入試の英語の勉強の仕方について、お伝えしようと思います。

出題形式と配点

大問の数は例年5つ、試験時間は55分です。
最初の15分でリスニングの試験が行われ、そのまま続けて40分の筆記テストにつながっていきます。

全体で60点満点のうち、配点は概ね次のようになっています。

 ・リスニング:20 点
 ・対話文(空所補充):8 点
 ・対話文(読解):10 点
 ・長文読解:14 点
 ・自由英作文:8 点

基本的な問題が多く、進学校の受験を考えている場合は、失点を減らし、高得点を目指す必要があります。

出題形式について、対策方法を紹介します。

リスニング・対話文

2023年度の入試(2022年10月に中学3年生の生徒が受ける試験)から、リスニングの形式が変更されます。

今までは、問題文は「すべて2回ずつ」読み上げられていましたが、次回からは「問1は1回のみ」「問2以降は2回ずつ」となりました。

なお、問1は、次のような問題です。
 I'm looking for my pen. Do you know where it is?
 ア I have a blue pen. イ You bought it yesterday.
 ウ It was on the table. エ I see.

問題文と選択肢が読み上げられ、会話になるようなものを選ぶ、というものです。
難しくなったと感じる人が多そうですね。

とはいえ、結局は対話文や文法の問題です。
学校の教科書や、自分が取り組んでいる問題集(市販のもの/塾のもの)を、しっかり何度も何度も音読して、瞬間的に意味を思い出せるようにしておきましょう。

リスニングが苦手な人は「聞き取れていない」ことよりも、
「読むこと / 英文を理解すること」の方が苦手な場合があります。

文法を理解する → 英文を読んで → その日本語訳を読む

これを何度も繰り返してみてください。

読解

読解の対策も、基本的には音読をすることですが、それに加えて

 ・単語、熟語を覚えること
 ・後置修飾、接続詞を意識すること

をおさえておいてください。

単語や熟語は、市販の教材や塾の教材を使用しても良いですし、中1〜中3の教科書の後ろにある「さくいん」を利用しても良いでしょう。

これを、まずは太くなっているものをドンドン書いて、声に出して覚えていきましょう。
覚えたと思ったら、次は太くなっているものの復習と、細い文字を覚えていきます。

「後置修飾」と聞くと難しように思うかもしれませんが、

 ・不定詞の形容詞的用法(〜するための)
 ・現在分詞が2語以上でうしろから修飾する(〜している)
 ・過去分詞が2語以上でうしろから修飾する(〜された)
 ・関係代名詞

 ・接続詞 because, if, when など
 ・接続詞 that(I think that ... )

などです。

後ろから修飾されると、文の意味が分かりにくくなってしまう生徒もいて、そのため、解答の根拠に絡んでいたり、そもそも並び替えの問題に出てくることも多いです。

なので、これらの単元は、特に意識して復習をしておいてください。

自由英作文

これも苦手意識が強い生徒が多いですね。

かっこいいことを書くことよりも、まずは「間違えていない」文を書くことを心がけてください。

 ・主語、述語は何か
  →主語、動詞を何にするか
 ・修飾されている名詞どれか
  →何を使って修飾するか
 ・be動詞と一般動詞が混ざっていないか

などをポイントにして、書いては見直してを繰り返してみてください。

近くの先生などに見てもらうことも良いでしょう。


古賀塾では、受験を直前に控えた受験生を対象に、公立高校入試直前対策の「個別授業」や「集団授業」を行っております。

英作文が苦手な人は英作文の対策の授業や長文読解対策授業もありますので、せひご確認ください!

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投稿者プロフィール

古賀 陽大
古賀 陽大
現在は福岡市西区にあります、株式会社amiciで統括責任者として働いております。
以前は、東進衛星予備校の校長として13年間ほど勤務しておりました。教え子には東京大学(理科三類含む)、京都大学、一橋大学、九州大学、医学部医学科(国公立・私立含む)などの多くの合格者を出しておりました。長女が生まれたのをきっかけに、理想の教育施設を作りたいと現在の会社に転職しました。 株式会社amiciは2016年4月に民間保育所のプティット福重ルームからスタートしました。