「いもづる算」は、中学受験の定番である「つるかめ算」とよく似ています。ただ、つるかめ算に比べて条件が少なく、また答えが複数出ることがあります。保護者の方にとっては、連立方程式等で解けると思いますが、小学生の子どもたちは方程式は知りません。方程式を使わずにご家庭で「いもづる算」をお子さんに教える際に、教え方が分からないと困っている方もいると思います。

今回は、基本的な部分の指導を得意とする「古賀塾」の先生、日本数学検定協会認定 数学コーチャー西野が、「いもづる算」の教え方についてまとめます。

いもづる算の3つの解法

それでは以下の3つのパターンを考えてみましょう。同じようにお子さんに教えてもらえたらいいです。つるかめ算と似ていますので、同じように考えても大丈夫ですが、条件が足らずに行き詰ってしまうこともあるかもしれませんので、次の例題を見ながら考えてみましょう。

 【解法1】条件が足りない
 【解法2】3数の問題
 【解法3】式を使って追い込む

【解法1】条件が足りない

こちらの問題を例にいもづる算を考えていきましょう。下の教え方を見る前に一度考えてみてください。

では、まず、解法1について説明していきます。

手順① 問題文を読んで、式を作ってみましょう
    ・・今回は違う方法でやってみましょう。

リンゴの値段120円とみかんの値段の80円の最小公倍数を考えてみます。
→ 最小公倍数 240
→ このことから、リンゴ2個とみかん3個の値段が同じとわかります。

※リンゴを買えるだけ買って、
 そこからリンゴ2個→みかん3個に変換していく。


手順② リンゴの個数を決めてから、みかんへ置き換えてみます。

 840÷120=7(個)
 →リンゴは7個より少ないことが分かる

  リンゴ7個
 →リンゴ5個+2個
 →リンゴ5個+みかん3個 に置き換える

  リンゴ5個+みかん3個
 →リンゴ3個+みかん6個 に置き換える

  リンゴ3個+みかん6個
 →リンゴ1個+みかん9個 に置き換える 


手順③ 何通りあるか、問題に合っているかを確認する。
 (リンゴ、みかん)=(5個、3個)(3個、6個)(1個、9個)

 よって、3通り・・・(答)

※答えが出た後は、問題に合っているか確認をすることを忘れないようにしましょう。

【解法2】3数の問題

次は、3つの数について考えていきます。

手順① 問題文を読んで、面積図で表してみましょう。

いもづる算の面積図の書き方になります。
横はそれぞれの個数を、縦はそれぞれの値段を差額で表していきます。


手順② 面積図からみかんの考えを一旦消します。
イチゴとリンゴは買うごとにみかんの30円が代金としてふくまれるので、
  30(円)×15(個)=450(円)
は決まってきます。

よって、残りの
  790(円)− 450(円)=340(円)
なので、340円分のイチゴy個とリンゴのz個を考えていけばいいのです。
(図の青色の部分)
  →20×y+40×z=340


手順③ 式を簡単にして、yとzの当てはまる数を出します。
    x はその後に合計15個になるように合わせます。

 20×y+40×z=340
 →20で割りましょう

 y+2×z=17

(x、y、z)=(8,2,5)(6,5,4)(4,8,3)(2,11,2)
 4通り・・・(答)

※答えが出た後は、問題に合っているか確認をすることを忘れないようにしましょう。

【解法3】式を使って追い込む

面積図を使わずに、式だけ解いてみる方法も紹介します。

手順① 問題文を読んで、式で表してみましょう。

1円の硬貨の枚数をx枚、5円の硬貨の枚数をy枚、10円の硬貨の枚数をz枚とします。 

 x+5×y+10×z=20
 → この式を変形します。(1円と5円分の合計を出す式にします)

 x+5×y=20-10×z
 … 20-〇 の形
 → 〇は20以下の値しかとらない
 → この式から z=2,1,0しか取れないことが分かります。

手順② zの数からx、yの数を決めていきます。

 x+5×y=20-10×z
 (→ z=2,1,0)

 z=2のとき
  x+5×y=0
  ⇔ x=0 y=0 

 z=1のとき
   x+5×y=10
  ⇔ x = 10, y=0
    x = 5, y=1
    x = 0, y=2

 z=0のとき
   x+5×y=20
  ⇔ x = 20, y=0
    x = 15, y=1
    x = 10, y=2
    x = 5, y=3
    x = 0, y=4

よって 9通り・・・(答)

※ 答えが出た後は、問題に合っているか確認をすることを忘れないようにしましょう。

いもづる算の教え方のまとめ

 いもづる算の考え方は、つるかめ算とよく似ていますが、少し難しく感じると思います。なぜかというと、条件が少なく感じて、途中でどうしていいかわからなくなることが起こりうるからです。その足りない条件を見出すための解法を学んでほしいと思います。

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投稿者プロフィール

山下 拓海
山下 拓海
生徒それぞれの目標に対し、現状把握・分析から最短距離で合格するためのカリキュラムとスケジュールを作成し、進捗をしっかり管理することで合格力を高めます。
大学在学中から塾講師として指導に携わる中で、生徒の成績をアップさせることに魅了されました。東進衛星予備校の校長としての教務も経験しております。
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